2009年09月05日

「眼下の敵」

眼下の敵 [DVD]
「眼下の敵」
南大西洋で米駆逐艦と、独Uボートが1対1の戦いを繰り広げる話。
米駆逐艦の艦長はロバート・ミッチャム、独潜水艦長はクルト・ユールゲンス。実にアメリカのおめでた系の戦争映画です。

でも、見直してみると、結構面白い。
1巻1000円であるなら安いもんです。

同じ棚に「東京上空十秒」(東京空襲の映画です)が並んでいたんですけど、どう考えてもドーリットル麾下の空襲を美化する映画は見る気がしないのはあまりにかつてですかね。



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2009年03月08日

「小三治」

kosanji.jpg気になっている映画「小三治」です。

小三治のドキュメンタリー映画っていうんですが、何しろ上映館がほとんどない。

この世代というと、どちらかといえば古今亭志ん朝の方が好きでした。でも小三治はごつごつしながらも生きています。

ロイマチスの持病があるそうで、どうこうという話は数年前の国営放送でやっていましたが、それはそれ。

ちょと気になる映画です。この辺りだと6月に浜松のいーらにくるようですが。さてそのころはもう小生はいないので。

そういえば、昨日の夜、「おくりびと」をもう一度見てきました。
ま、正直に言って2度見る映画じゃないです。
というのは作り込んでいる背景はうすっぺらに見えてきちゃう。
1度目はまだ鼻に付かなかった広末涼子や山崎努の演技や造形があざとくなってくる。なんでそんなに物分かりがいいのって感じで。
主人公のもっくんも何か浮薄に見える。
かつて「お葬式」であの当時の死のありようを描いた訳ですけど、この「おくりびと」は今の死のありようを伝えるものではあっても、人物造形はいささか物足りない。
人間が決断したり、悟ったりするには何か、キーがあるはずだからです。そのキーをきちんと映画の画像で見せなければいけない。
それがあまりに直截的過ぎて、あざとく見えるんです。

季節の移ろい……たとえば白鳥の群れや鮭の遡上、雪景色、出羽三山の風景など……は確かにきれいですけど、それの暗示するところが余りにも明らか過ぎるのです。
得心できないですな。
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2009年03月04日

「納棺夫日記」

おくりびと [DVD]
「おくりびと」 [DVD]
映画って見に行くのは気合いだと思う。
もう一度、見に行こうかなと思うんだけど、なかなか気合いが充実しない。
充実しないと出掛ける気になれない。
もうDVD発売だそうだ。
スクリーンとDVDでは違うんだけどね。

納棺夫日記 (文春文庫)
「納棺夫日記」

この映画の元になった本。後段は歎異抄など宗教色も付いているそうな。毎日新聞では「そんな宗教的な部分を書きたかった本なので、映画ではその部分が外されているから、一切名前は外してもらった」とか。
気になって本屋で探したんだけど、「重版待ちです」って。
久し振りにこんな言葉を聞いた気がする。

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2009年03月02日

「おくりびと」

1015844591488825455c4ff.jpg藤枝駅の南口に映画館ができたので、早速見に出掛けました。
何か、映画館慣れしていない感じの観客ばかり。そんなことはさておき、話題の「おくりびと」であります。

因数分解をすれば
伊丹十三の「お葬式」のリメイクというか……。〔山崎努という俳優の放つ体臭が被っているからではないのだけれど〕

庄内地方の四季の移ろいを背景に、主人公の本木雅弘と山崎努演じる納棺業者の掛け合いに、本木の妻役の広末涼子や、銭湯のおばちゃんの吉行和子、納棺業の事務の余貴美子などが絡んで話が進行する。

いきなりの場面でゲイの遺体処理のプロットが出てくるのは時代相か。あと銭湯の常連の笹野高史が渋い舞台回し役になっている(某国営の豊臣秀吉役よりはずっと合っている感じ)。

納棺。そういう作業もいつしか専門業者が出てきているというのは確かに今の日本の姿ではある。その一方で死穢に携わることへの差別感もまた残っているのは事実。

なかなかにスピード感ある展開で面白かった。
ただ、泣くかと言われれば、どうかなあ。
本木がさりげなく見せる「しこ踏んじゃった」以来、天性のコミカルさがこういう重いテーマを引き締めるいい演技といえようか。

監督の手腕はあまり感じなかったけど、ま、1800円の価値はあります。

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2009年02月02日

優秀映画鑑賞推進事業?

週末の映画鑑賞、実は下記のような仕儀らしい。

文化庁とフィルムセンターは、広く国民に優れた映画鑑賞の機会を提供するため、日本各地の公立文化施設と連携・協力して、所蔵映画フィルムの巡回上映を全国の会場で実施しています。

詳しくは各都道府県の担当課、コミュニティシネマ支援センター
(Tel 03-5562-9574)までお問い合わせください。

つまり、国立近代美術館フィルムセンターと文化庁が仕組んでいる事業らしい。ただ、内幕を聞いてみると、主催者はどの映画のセットを上映したいか、選べないらしい。
今年のセットは付記の通り。結構考えた組み合わせではあるんだけど、利用者側の利便も考えてくれるといいな。

だって、山本薩夫の「戦争と平和」の入ったパックと「大学の若大将」の入ったパックでは企画が全然違ってくるもの、ねえ。追記
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2009年02月01日

「彼岸花」

higanbana.jpgきょうは朝1で彼岸花の観賞であります。

佐分利信主演。妻役の田中絹代、娘役の有馬稲子。みんなきれいだなぁ。前にも書いたけど、こういう美人はいなくなったね、日本に。

また、山本富士子がいい。久我美子もいい。3大女優競演っていうキャッチフレーズが何か当然だよね、ってかんじ。

で、今日も大画面で見ると発見多。
たとえば、居間に置いてある薬缶が真っ赤な琺瑯引きだとすると、その後ろの玄関の飾り棚に覗く花瓶は白磁。何げないところにいたずらのように仕掛けがあるのが面白い。

最後のラストシーン。「かもめ」に乗った主人公が新婚の娘が暮らす広島に向かうシーンで、淀川だと思うのだけど、鉄橋を列車が渡っていくんですな。それで「青葉茂れる」が流れるんですが、鉄橋を去っていく列車を見送るカメラアングルまで小津得意のローアングル。ここまで気が付きませんでした。

ともかく大きな画面で見るのは楽しかった。こういう企画、もっとやってくれないかな。
posted by 曲月斎 at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀幕緞帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月31日

いやぁ、映画はスクリーンで見るものですね。

meiga.gif
隣町のホールで、小津の映画の3本立て。
しかも500円である。

ここのホールは足の便が悪いのだけど、箱としては立派。
で、きょう観たかったのは最後の「秋刀魚の味」。
のそのそと出掛けて、始まってから5分くらいから観たのだけど、面白かった。
もちろんたしかDVDを持っているし、何度も観ている作品ではある。
meiga2.gif
しかし、スクリーンで観ると違うね。改めて思った。
何が違うかというと、背景がよく見える。
たとえば、中村伸郎のオフィスにかかっている絵。気にもしたことなかったけど、能の石橋の獅子の絵なんですね。梅原竜三郎みたいな力強いタッチでいい絵だった。また、この役の自宅の唐紙。これがまた京唐紙で上品。庭の臥竜梅も昼、夜と表情を変えるのにいい造作だ。

ちらっと写る背景にまで細かく監督の神経が行き届いているのが本当によく分かる。それで自然と役者の演技に奥行きがでているんですなあ。

それと発見したのは、小津映画で客席から笑いが起こることが面白かった。確かにシニカルだったり、巧いせりふだったり。それは承知していたけど、笑い声に結びつく、ってのは面白い。

こういう催しはいいよね。500円。お値打ちでした。
ちなみに1日も3本立てでやっています。
追記
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2009年01月12日

「八甲田山」遺聞

GOOD LUCK!! DVD-BOX
GOOD LUCK!! DVD-BOX


何でか分からないけど、この人のアホみたいなドラマが見たくなる時がある。総じて正月とかの再放送を見て、見てみようかなという気になる訳で。
評判になった時から考えると周回遅れもいいところ。

でも、役者が臭くても、ホッと何か残る台詞が時々あるんだよね。
HERO 全巻(1〜6)セット [DVD]
HERO 全巻(1〜6)セット [DVD]

という訳で、正月の影響で、このDVDを見始めたところ。
今さら、何ですけどね。
レンタル屋さんも様変わり。
月会費で自宅に宅配してくれるようになったらしいね。
今まで延滞料で稼いでいたのに。これも無店舗の人件費なしの方が安く上がるってことでしょ。何かいいんだか悪いんだか。

ところで、「ソフトバンク」の携帯のCM。
八甲田山 特別愛蔵版 [DVD]
八甲田山 特別愛蔵版 [DVD]

の主題曲をBGMに使っていて、お父さん犬の声がこの映画の主役の1人、北大路欣也というのもあって、久し振りに見たいのだけど、レンタルしていないのかな。
近所のTSUTAYAでは見付からないんだけど。久し振りに見てみたいなぁ
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2008年12月24日

あつひめ。

top_ph02.jpgNHKの大河ドラマが終わりましたな。
写真はNHKのhpから引用したのだけど、毎度、このhpの作りというのは感心するばかり。

あらすじやキャストの紹介くらいは当たり前、小道具やセットのしつらえの細部に至るまで、よくここまで作り込んでいるよなあ、と思うばかりであります。

今年の視聴率では結構、上位を占めたようですが、さて来年は。NHKくらい視聴率なんて気にせずに番組を作って欲しい気がするけどね。
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2008年11月27日

「妾二十一人 ど助平一代」

看板.jpg「あかさたな」と覚えていたのは「妾二十一人 ど助平一代」というのが正式な題名であった。DVD化されていないし、面白い映画だったのだけど、今のご時世だと差別用語の羅列でダメなんだろうなあ。

という訳で、あらすじは以下、gooのサイトから引用。

大森鉄平(三木のり平)は、妾21人を囲う精力絶倫の男である。それぞれに牛鍋屋“あかさたな"を経営させ、毎日、売り上げ金を集めに各支店めぐりをしていた。だが妾たちは、いずれも女盛り。月一度ぐらいの夜の勤めでは納得せず鉄平の奪い合いや浮気が絶えなかった。そんなある日、鉄平は浅草支店の見廻りの途中で、吉原遊郭から逃げだした女郎を助けた。遊女の名は小雪(佐久間良子)。鉄平は彼女に惚れ込み、早速身受けをすると十六番支店で働かせた。ところが、妾たちは大むくれ、連判状をつきつけ夜の勤めを拒否した。だが、鉄平は美しい小雪の旦那気分に酔い、妾たちの言い分などに耳を貸そうとはしなかった。鉄平の妻きよ(進藤幸)が死んだのはそんな折りだった。お蔭で鉄平の周辺はますます混乱し、本妻の座を目指してひで(森光子)とあさ(中村玉緒)が対立した。しかし、鉄平はそんな二人に無頼着。年功序列でと最長老のつね(浦辺粂子)を本店に引取り、新婚旅行に発っていった。“大島行き客船沈没"の号外が乱れ飛んだのはその翌朝だった。やがて、遺骨が届けられ、妾衆の前で、鉄平の遺言状が公開された。妾たちは各支店を与えられて狂喜したが、分け前として、小雪が遺産金を受けとると不満をぶちまけるのだった。その時、様子を伺っていた一人の男が怒鳴りこんだ。死んだはずの鉄平だった。彼は大島で漁師の娘むる(夏珠美)に助けられ生きていたのだ。鉄平は、やがて純真な小雪を恋人の学生と一緒にさせ、再び商売繁盛と妾たちの幸せにつとめるのだった。

何でこの映画を覚えているかというと、子供のころ、母親に「面白いよ」と言われて見た記憶があるから。とても子供に勧めるような内容ではないのだけどね。

posted by 曲月斎 at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀幕緞帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月05日

「日本のいちばん長い日」

日本のいちばん長い日

8月。15年戦争の終結した日が来る。
そんな時にやはり、見直しておきたいと思う1本だ。

不肖宮島が指摘しているとおり、ともかく暑苦しい。出てくる役者はそれこそ汗まみれ。軍服も汗でにじみ、額にも汗が浮かび、クーラーも扇風機もない時代の夏の一夜の物語である。

話は大宅壮一名義で半藤一利が書いた同名のノンフィクション作品が下敷きである。
「決定版 日本のいちばん長い日」


連合国側が提示したポツダム宣言を受諾し、無条件降伏に持ち込むまでの政府当局、外務省、陸軍省を軸に描く。陸軍の若手将校が事態の転覆を狙って8月14日深夜、皇居を占拠し「玉音盤」奪取を画策するのがその山場。彼らの振り回す論理はそのまま、当時の日本が突き進んでしまった道程の地図の相似形になっている。

ともかく暑苦しい。でもやはり見直しておかなくては、と思わせる何かがある1本。

原作者の半藤一利は8月に入ると終戦の詔勅の筆写を始めるという話を読んだ記憶があるけど、あの時の原点はやはり忘れてはいけないことだと改めて思う。

配役やあらすじなど委細は下のリンクで。
「日本のいちばん長い日(1967)」
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2008年05月25日

「椿三十郎」2007年版

「椿三十郎」


買わなきゃ良かったDVD。正月映画で大宣伝をしていた割にすーっと消えてしまったので見損なったと、買ったもののやはりスカでした。
リメークものの常なのでしょうが、どうしてもオリジナルを思い浮かべてしまいます。冒頭に出てくる角川春樹事務所から気に入らないのですけど、織田裕二という役者の腹の出来具合と三船敏郎という役者の野太さがどうにも天秤にすら乗らないのであります。

もちろん、このDVDを買ったのは、原作の山本周五郎の「日々平安」の椿三十郎像がすこぶる軽みを持った姿に描かれているので、こういう配役もありなのかな、と思ったのがすべての間違いでしたな。

というのは森田芳光監督、脚本はオリジナルのそのまま流用しています。つき直せばまだどうにか造形が出来たのかも知れないですが、オリジナルのままでは役者がそろわない分、無理ができます。

さらにどの役者もどうしてもオリジナルの台詞回しをまねようとしてしまう。その点で中村玉緒でも造形が陳腐になっているのが悲劇。オリジナルの伊藤雄之助と入江たか子が今までおもっていた以上に名優だったのだな、と思う次第。同じ値段を払うならオリジナルの方が格が違います。

あとラストシーン。あのサプライズを再現するのではなく、スローモーションで見せています。手の込んだことをしているのですけど、説明をしようとすればするほど、物が安っぽく見えてしまうという法則をご存じなかったようであります。

「椿三十郎」
追記
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2008年03月10日

「ちりとてちん」

a_1920.jpg今の朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」。
最初は見ていなかったのでありますが、なかなかに出来がいい。このところ、土曜日の衛星放送でまとめて放送するのを見るのが習慣になっています。
何が出来がいいかというと、細かい細工があって、後の筋のために伏せてある仕掛けになっていて、それが結構分かると面白い。

ああ、こんな仕掛けしているな、と見えるのが面白いんですな。自分が考えていた筋と違う方向に行くことが多いんですけど。

あと、若い役者の遣い方が上手い。キャラクターを上手くはめ込んでいる気がします。主役の子も「スイングガールズ」に出ていたんですけど、こういう活かし方をするか、とNHKのドラマ制作の腕も少し見直したりするのであります。

残り3週。どう大団円まで持って行きますか。ちなみにこの作品で77作目。記憶の中をたどると、4作目くらいからぼんやりと記憶にあります。見なくても影響はあるもんですな、NHKの朝ドラは。
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2008年02月19日

Liberty Bell

「空飛ぶモンティ・パイソン」“日本語吹替復活”DVD BOX

マーチ王スーザのCDを聞いていたら、「自由の鐘」なる1曲がかかった。かつて、東京12Chで一部に密かな人気を誇った「空飛ぶモンティ・パイソン」のテーマ曲である。

長年、音源は失われたとされてきたこの日本語版の音源が発見され、今般、ボックスDVDで発売されたのである。

こりゃ買うしかないでしょ。面白いんだから。というわけで、手配をしたんですけど、我が家のDVDレコーダーの調子が悪いことが今、判明しました。もし品物が届いても、しばらくはお預け、であります。

何が面白いか、ご存じない向きは、一度調べてみてくだされ。
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2008年01月01日

「お早よう」

D112268429.jpg「お早よう」

年末年始、如何お過ごしでしょうか。
もし、時間つぶしにレンタルDVDをなどと考える方がおられたら、お勧めはこの1作。

小津映画の1本ですけど、白黒テレビが家庭に入り込むまでの中での人のかかわりを描いた作品です。

何でもないし、スペクタルも起きるわけではないけど、それが滋味深い。お暇なら、ぜひ見て欲しい1本です。
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2007年11月25日

「点と線」テレビ朝日

1600_1200.jpg

「点と線」のテレビ版が始まった。24、25日と2夜連続の放映だそうである。

映画版と比べてキャストを見ると
鳥飼重太郎:加藤嘉→ビートたけし
三原紀一:南博→高橋克典
安田辰郎:山形勲→柳葉敏郎
安田亮子:高峰三枝子→夏川結衣
笠井捜査課長:志村喬→橋爪功
石田芳夫:三島雅夫→竹中直人

といった具合。今の役者の方が味があると思う配役もある反面、顔じゃないよね、という配役もある。その最たるものが主役になっているビートたけし、だろう。

ちらと見ていた限りでは、ストーリーも「肉付け」されているようだし(というよりも贅肉が増えた感じがする)、そこで新しい「鳥飼」像を見せるのが狙いなのだろうけど、どうもこの人が演じると通り一遍、ワンパターンの暴力的なキャラクターになってしまう気がする。

この脚本自体、ビートたけしを主演に据えるということを前提に書いた本なのだろうけども。

やれ新幹線の新大阪駅近くにセットを組んだの、ロケがどうのと、前景気を盛んに盛り上げていただけに、期待していた部分もあったけど、余計な話もくっつきすぎているし、ちょっと失望した。

何も2夜連続で放映する、という形にこだわる必要はなかったのではないか。筆を省くことも脚本作りの上では必要な作業である。

ちなみに脚本は竹山洋。原作を膨らませていくという作業でも、小説の「張込み」と映画の「張込み」では広がる世界の差に、映画ならではのものを感じたが、この番組にそれがないのが、ちょっと気に入らなかった。

とあれ、25日の後編はどうなる事やら。
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2007年09月03日

ウォーターボーイズ?

21HQZ2CN6JL._SS500_.jpg近所のM市で、男子のシンクロチームの公演があるというので、覗きにいきました。

ここの町は合併前はS町という名前で、

映画版の「ウォーターボーイズ」
のロケ地になったところなのであります。

で、ここの町おこしの一環で、毎年夏、この男子のシンクロチームの公演をしている、というわけ。今はもちろん、トゥリトネスWB男子シンクロショーというのが正式名称なのでありますが、何か、不思議なノリのショーではありましたな。

それで、例のクライマックスの4段矢倉は、実物を見ると、何か低い感じで、おおっ、という感じは正直のところしなかったのでありました。それでも、元気のいいショーぶりは何か、さわやかではありましたけどな。もう映画公開から6年も経つのであります。


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「村の写真集」

「村の写真集」

なにということのない映画。

せっかくなんだけど、ね。

四国の山村がダムに沈むので、村の姿を写した写真集を作ることになる。村の写真屋が、都会に出ている息子を呼び戻して……。

親と子の葛藤などがあるのではありますが、何かわざとらしいんだな。藤竜也はいいんだけど、海東健がどうにも臭い。周囲のエキストラがいいんだけど、芝居が浮いてしまうんだな。

プロットがあと多すぎ。もっと刈り込んだ方が話に抑揚がつくのだけど。評判にならなかっただけのことはある映画、でしたな。

むしろ、メイキングの方が面白かったりする。こういう映画はやはり寂しいなあ。

写真を写したのは徳島出身の立木義浩。彼の作品に「家族の肖像」
という1冊があるけれど、その写真集を映画にしたら、というのりなのかもしれない。
posted by 曲月斎 at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀幕緞帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月02日

くたばれヤンキース

「くたばれ ! ヤンキース」

そういえば、ブロードウェーといえば、無縁の衆生ではあるのだけど、たしか94年にニューヨークに行った時に、ちょうどこのミュージカルが懸かっていて、見に行った覚えがある。ワシントン・セネターズのファンが悪魔に魂を売る話なのだけど、今年、東京でもミュージカルを上演するらしい。

あのニューヨークでは役者のベースボールカードまで売り出していたけど、うれしくなって買ってきたものの、どこに入れてしまったか……。
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2007年02月05日

3変化の「華麗なる一族」

元町を歩いていて、洋食器店の宝田商会の前に、大倉製陶の看板が出ていました。

「華麗なる一族」で使用している食器
karei-all.jpg

という代物。1客数万のコーヒーカップには縁なき衆生ではありますので、実物は眺めるだけで終わりにしましたけどね。

そんなこともあって、木村拓哉主演のこのTBSのドラマをチラチラ。
「華麗なる一族〈上〉」
「華麗なる一族〈中〉」
「華麗なる一族〈下〉」


といって、山崎豊子の小説は読み返す気分にもなれないですが、家人がしきりに「昔の配役の方が佳かった」と繰り返します。

検索してみると、1974年に山本薩夫監督で映画化され、
「華麗なる一族」


同年にテレビ朝日系列でテレビドラマ化され、そして今回が3度目。


主人公の万俵大介は 佐分利信→山村聰→北大路欣也、
もう一人の主人公万俵鉄平は仲代達矢→加山雄三→木村拓哉
と変わっているのであります。

確かに自分自身が古くなっちゃったのかもしれないけど、役者の肚(はら)の座り具合が今、放映中のものは全然なっていない、という気がするんですけどね。ま、今回のリメークはキムタクが主人公になるように配役しているのだから、仕方ないといえば仕方ないのでしょうけど。

追記に分かる限りの対照表を作ってみたので、興味の向きはご覧を。追記
posted by 曲月斎 at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀幕緞帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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