2010年12月20日

惜別 鶴橋味楽。

日本橋、、というよりも、千日前の相合橋筋から坂町に入ったところの焼き肉店、「鶴橋味楽」のおいしさは常々、広く宣伝していたことである。

先途、行こうと思って電話したら、不通になってしまっていた。
気になってあれこれしらべてみたら、とうとう、閉店して事実が明らかになった。2010-05-28T22_26_30-a473e.jpg2010-05-28T22_26_31-4ac15.jpg今年の5月末で締めちゃっていたのである。

この前行ったのが去年の秋。まだおっさんもお母ちゃんも元気だったのに。身に何かなければいいんだけど。あそこの焼き肉、といえば何を置いてもまず、豊富なメニュー。
4060711.jpg何でもありましたな。今では消えてしまった牛の脳ってのも豆腐みたいでおいしかった。あと断ちキモ。これは膵臓でした。
4060708.jpgこんなカウンターに座って待つことしばし、4060734.jpgなお皿がでてきて、さらに、4060741.jpgという味噌諸味だれが出てくるのであります。こんなことになるのなら、作り方をおばちゃんに聞いておけばよかった。幻の味になってしまった。
もちろん、4060737.jpgユッケもいいし、、4060733.jpgナムルもいい。ホントにいい店だったのに。悔しい。もし縁故の方、このページをご覧になっていたら、ぜひ、コメントを付けて下さい。連絡先知らせますから。
4060707.jpg夕闇の迫るころ、この辺りは桃色一色になるのであります。でも、ここの焼き肉屋だけが異彩を放つ、そんな我が青春の坂町でした。
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2010年08月27日

福岡・かつえだ

福岡にきて、何が食べたいとなると、この店を思い出す。

日常の味なのだけど。
頼むものは決まっていて、ロースのソテー。

店の場所は覚えているのだけど、車で行くための段取りを忘れた。
要は通りの名前と交差点の名前。
これが分からないと、どういっていいのか分からぬ。

店に聞いたら、指示してくれて何とかたどり着く。

カウンターに座って食事をしていたら、店主が「看板だけでも点けておいてやらんか」と若だんなに声を掛けている。小生が問い合わせを気にしてのことだった。

電話したのは小生、もうついているのでご安心をと名乗ったのだが、
こんな心配りが妙にうれしかった。

ロースのソテーがひとしおおいしかったのは言うまでもない。

ちなみに通りの名前は高宮通り、交差点の名は平尾北。
1本裏の通りにあるこの店、なかなかに忘れがたい。
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2010年08月26日

博多対馬小路・水炊き長野

博多といえば水炊きである。
水炊きといえば、新三浦、いろは、そして長野である。

長野は確かにうまい。

この糞暑い日々が続いているというのに、店はほとんど予約でいっぱいだ。
17時、19時と入店時間のピークがあって、そういう意味でこの日も予約は取らなかったのだけど、20時過ぎに飛び込みで行ったら、すんなりと入れた。

帳場で「骨付きの鶏肉とつみれ、どちらにしますか」と聞かれるので、1人前ずつと頼む。
そんなに多い訳でもなし、一人でも食べられぬ量ではない。
そもそも言えば、ここの水炊きはスープを楽しむものであって、身は残してしまってもいいのだ。

新三浦は白濁したスープがうりものだけど、ここは透明。塩とコウトウネギを入れたスープが美味だ。

肉が入った鍋が供される。続いてつみれともつが入る。最後に野菜。
ということで、まずビールの中瓶、続いてお酒。
菊正宗というけど、ちょっとエチルアルコール臭い。若竹でなじんだ味なのだけどなぜだろう。

順次、食べ進んで、最後は汁掛け飯にする。
去年は気がつかなかったけど、飯がまずい。
せっかくのスープなのに。

要はみんな雑炊にするので、保温ジャーの匂いが移ってしまっているような飯でもごまかせる、ということだ。せっかくのスープ。本当は汁掛け飯がうまいのだから、飯もうまければもっとおいしかったのに。

ということで、水炊き長野はいい店なのだけど、手抜きも目立つということで。

写真は後日。
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2010年07月10日

新山下・銕腕

「グリル厨房」というのが看板。
だが、その実はハワイ風料理がそのメーンのようである。

知人T君は「ここのショウガ焼き、本当にうまいですから」というのだ。

昔の定食屋風である。
厚めの肩ロース3枚、付け合わせの生野菜、ポテトサラダ。飯は大ぶりの椀に1杯。

ショウガタレは少し甘め。

個人的にはタレが少し甘いな。それと肉が肩ロースというよりも
もう少し脂身がのった方が好きだな。

肩ロースなら塩胡椒で焼いてもらった方がうれしい。

でも、創意工夫、その意気やよし。今度は改めてゆっくりいってみたい。

注意。店のドアを開けると、いきなり2,3段の階段を下りて店内に入る形式。階段につまずかないように。

電話:045-623-8161
住所:神奈川県横浜市中区新山下1-4-19
定休日は水曜らしい。
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2010年06月23日

鰻。

横浜で鰻といえば、「わかな」と「八十八」だった。

タレの味で言えば、わかなが甘口、八十八が辛口と言われた。
でもいつの間にか八十八は消えた。

山口瞳の随筆などにも出てくる名店だったと記憶するが。

最後の頃になるのか、太田町のハズレの方で2間間口ほどの小さな店構えでやっていたのに入ったのが最後になるだろうか。

わかなの方は今でも健在で、今度久しぶりに行ってみることにしますか。

でも鰻というと。
正直にいえば、静岡は焼津の「三味」にトドメを刺すと思っています。
三味と書いてしゃみと読む。
ここのご主人、白焼きと蒲焼きなら背開きで蒸す関東風に、鰻茶漬けというと地焼きの関西風にと器用にこなしてくれます。

それに運が良ければ肝串、甲串も。昔はヒレの串も有ったのだけど、もう辞めてしまったよし。photo_196.jpg

東海道線西焼津駅からほど近く。めったにお出かけになる機会はなかろうけれど、片隅に覚えていてくれればいい。
そう、珍味で「鰻の酢締め」があります。鰻を酢で締めて薄く切って供してくれるというもの。珍味、です。

久しぶりに三味を思い出しました。また、お茶の時期。本山茶がどうのといいお茶を仕入れていることでしょう。
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2010年05月11日

@横浜・八幡町 磯村屋

1230934.jpg八幡町、といってもピンと来る方は少ないだろう。横浜の地名としてはそうメジャーではない。

横浜橋商店街を抜け、三吉橋演芸場の脇の橋を渡ってまっすぐ山の方に向かう。坂を登り切れば平楽から増徳院の方へ抜ける道にでる。その山の下の集落が八幡町。中村町と唐沢、山谷、平楽に囲まれた谷あいにある。

その真ん中の通り沿いに目指す磯村屋はある。

名物は焼きそば。見ていると、蒸し麵を炒めてくれる。トッピングは3種類。肉、卵、ポテト。ソース味のほかにカレー味もあるようだ。
この日は初めてのことゆえ、3色の中盛りを頼んだ。

昔、よく駄菓子やのかたわらにあったあの味だ。ポテトがなぜか一緒にはいっているだが、この焼きそばには合っている。
磯村屋.bmpまだおでんが鍋にかかっていて、ちょっと美味そうだったけど、この日はすでに食事を済ませていたので、遠慮した。

先客2組もみな焼きそば。3色の大盛りで450円、中盛りで350円。おみやげも可、らしい。

縁日の焼きそばよりは上、でも中華料理屋のような体裁をつくろったところはない。個人的にはちょっと味が薄かったので卓上のソースを掛けて上々だった。

店主のおばちゃん、出前の米屋の配達のお兄さんにこう言ったモンだ。「はかが行かなくて悪いねえ。今、お父さんが入院していて。1人だもんだからはかがいかないんだよ」って。

詳しい店の口上は奥の壁に貼ってあるのでご一読を。店の隣にコインパーキングがあるので、車でいってもいい。

何がうまいのかといわれると困る店だ。でもうまいという分類に入る「ソース焼きそば」だった。

ふと八幡町に行ったのは2度目かなと思う。今から26年くらい前のこの位の季節ではなかったか。まだ今の商売の駆け出しのころに何か出来事があって行った記憶がある。でも何の出来事かはもう忘れた。思うにあのころからあの家並みは余り代わっていないような気がする。まるでヨコハマという街の中で、周囲の町とは違う時の流れがあるかのように。
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2010年03月27日

野毛・若竹/焼き鳥

1257170.jpg野毛小路にある焼き鳥屋さんである。

ちょうど噂のFFの真向かい。
この日はぜひに入ってみたいと出掛けていくと、まだ暖簾が出ていない。FFでフライを食べながら、様子をうかがっていると、暖簾も出ていない店に1人、2人と吸い込まれていく。

追い返される風もないので、勇を鼓して引き戸を開けてみると、すでに先客は5人。まだオヤジ殿は炭の準備をしているのに、である。

いきなり「お飲み物は?」と言われるので、お銚子を頼む。続けての質問は「皮は何本?」。2本頼む。ネットの知識ではつくねがうまそうだったので、つくねも2本。

オヤジどのがおもむろに炭の前に向かうと、焼き物が始まる。能面の三日月のような顔立ちのご主人。一心不乱に焼いていく。
「お客さんは初めて?」と問われたので「ああ、あとはお任せで」と頼むと、頼んだ4本の後は、レバ(これだけタレ)、ハツ、鳥葱、シイタケ肉、手羽先などなど、適当な間合いで焼き上げてくれる。

すでにFFで時間調整をした身、もう少し食べたかったのだが、腹がいうことを効かぬ。最後の仕上げに出てきた鶏のスープ、これが絶品だったのは忘れがたい。

ということで、横浜の焼き鳥番付編成を考えた場合、東の正横綱は曙町の千家で不動だが、急遽、この若竹を西の正横綱に自分の中では推挙することにした。美味い美味い。
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2010年02月27日

横浜野毛 福田フライ

IMGP0345.jpgツイッターのお仲間に教えてもらった店。

野毛小路、「毛沢東もびっくり」の三陽の向かいくらいにある立ち飲み屋さんである。

間口2間、奥行き5間くらいだろうか。その半分を調理場が占めている感じでカウンターに背中合わせに立つ。

もちろん名物はフライ。アジ、イワシ、クジラ、イカ、ゲソ、卵などからポテト、タマネギ、カボチャなど。生もののメニューはカウンターの中に。入り口近くに置いてある屋台風の結構の中でおばちゃんが揚げ鍋に向かっている。注文するとネタを手際よく油の中に投入、「辛いのにする?」と聞いてくるので、好みで普通のソースか、醬油か、名物の辛いのにするかを選ぶ。

名物の辛いのは醬油ベースに大量のニンニク、トウガラシなどが入った味。これが実に焼酎には合うんだな。

この店はキャッシュオンデリバリしなくても良かったみたいだけど、いつもの立ち飲みのクセでその都度支払った。

ちなみにこの日はアジ、イワシ、クジラ、ゲソ、あさり、ポテト、タマネギとフルコースを堪能した。

雨がそぼ降る中、桜木町に向かったのだが、結構満足満足。
總弥のフライよりも脂っこくない気がするけど、後になると結構堪える感じかな。

でも野毛恐るべし、まだまだ未開拓のゾーンであった。
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2010年02月20日

八重洲口 よもだの蕎麦

よもだの蕎麦.jpg期待はしていなかったのだけど、八重洲口の裏通りにある立ち食い、「よもだの蕎麦」
まずまずに巧かった。

食べたかったげそ天が品切れていたのは大量失点だが、それにしても油揚げの中に納豆を入れ、軽く揚げたもの。これがここの汁の味に喪有って結構良かった。

麵つゆの中に脂が溶けてこそ巧くなるのが立ち食いとかの先崎学師は喝破しているが、そのとおりで、普通のキツネともちがう不思議な食感が楽しかった。
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2010年02月11日

紀元節である。

きょうは建国記念の日でお休み。

休日が軒並み、ご都合でずらされまくったけど、不思議と皇室関係由来の休日は移動しなかったですな。
勤労感謝の日、春分の日、秋分の日、天皇誕生日、昭和の日、文化の日(旧明治節)。

まどうでもいいんですが。

で、こういう日は……。
今の日本で流行しているものを挙げねばなりますまい。
image_01.jpgマクドナルドのビッグアメリカシリーズであります。

すでに首都圏ではこのテキサスバーガーの発売は終わってしまいました。何度か店に足を運んだのですが、「本日の分は売り切れました」と言われるばかり。そんなにうまかったのかしらん。

image_02.jpg今、この辺りで発売中なのはこれ。ニューヨークバーガー。なぜか2度、食べる機会があって、特別なインパクトはないなあ、と思っていたのですが。

image_04.jpgでその次はロコモコ風のハワイアンバーガーらしい。
ロコモコといえば、ゴルフのギャラリープラザでやたらに見かけるメニュー。ありゃ、アメリカ人の好きそうなもんです。曙とか小錦とか涙を流して食べるマザーフードなんだろうな。


image_03.jpg最後はカリフォルニアバーガーだそうだが、さてまた。

マクドナルドは商売上手としか言いようのない展開かもしれない。
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2010年02月01日

品川駅 メガチキン竜田揚げソバ

間違って品川駅で下車。
ま、乗り換えのついでという訳ではないが、立ち食いソバ屋に。

お勧めの一番最初にあったのがこのメニュー。
頼んでみると、鶏のモモ肉を薄くたたき伸ばした天ぷら、という風情。丼を覆うばかりの大きさ(ということは薄いのですけど)だった。

いざ、食べようかと思ったが箸で持ち上げるのに難渋するほどの代物。丼の側に顔を寄せてかぶりつくしかなかった。

しばらく汁が染みてからは食べられたが……。
こういう立ち食いソバは如何なものなのだろうか、と思うのでありました。
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2010年01月16日

横浜 とんかつ丸和

398554.jpgトンカツ屋さんというのは実はどこにでもあるようで、得難い存在である。

脂っこくても嫌だし、かといってパサパサでも問題が多い。
食べてうまくなくてはまずいけない。

その点で、この横浜の丸和というトンカツ屋さんは文句ない。

今まで、ネット上でうまいという店で余り当たりだったことはないものだが、ここは大当たりだった。

まず以て、トンカツがおいしい。
ロースカツを頼んだのだが、適当に脂があって肉に厚みもあって、衣もさっくり。カラッとした揚げあがりだ。

飯もうまい。豚汁はちょっと味噌の好みが違うけど、十分にうまい。

横浜でトンカツというと、大昔の「とん亭」に止めを刺すと思い、それ以上の店が見付からずにきたが、あるところにはあるものだ。

夜、再訪して牡蠣フライを頼んだ。
これもまた美味というべし。
牡蠣の身がジューシーで、大ぶり。味わいがある。
こういう牡蠣フライでビール。冬の味である。

ぜひ、横浜に来たら訪れて欲しい1軒である。

場所は有名のトンカツ屋勝烈庵のすぐ裏手になる。
某店との味の比較は……。いうまい。

神奈川県横浜市中区住吉町5-61
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2009年10月04日

清水口・光村

190575.jpg名古屋といえば光村、である。

名古屋に残る江戸前の味、というか。
ここのかき揚げ丼のよろしさは筆舌に尽くしがたい。

甘っ辛くて、醬油の色が濃くて、上品さの対極にあるような顔をしているのだけど、実は天ぷら自体はすごく上品でおいしい。

前回、来たときは天ぷら定食にしたけど、今回は天丼、しかも名物のかき揚げ丼である。

旦那がカウンター越しに見えないので、気になっていたのだが、元気のよし。息子を始め、多くの若い衆がいるので、もう自分では揚げ鍋の前に立たないそうだ。

この店は人気店で、年中行列ができている。それでいて客あしらいがぞんざいなことは決してなく、いつも気持ちがいい。そして大根おろしがうまい。大根おろしっていうのは難しい。汁気を絞りすぎてもおいしくないし、そのままでもずるずるだ。その加減が実にいい。

天丼を食べた後の漬けものもいい。口中の脂っ気をぬぐい去るようなさわやかさがある。

それで名物のかき揚げ丼は1200円。お値打ちである。

気が付かなかったけど、イカのかき揚げ丼もあるらしい。今度、注文してみたいものだ。
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2009年08月08日

苫小牧・第一洋食店

苫小牧である。

旅先で誕生日を迎えた。
この年になると、誰に祝って欲しい訳でもなく、それでも自分にとってはメモリアルデー。憂鬱、というのは大袈裟だけど、少しブルーになる時期である。また馬齢を重ねるのか、と。

宿に帰って静かに夕食を食べてもいいのだけど、少し寂しい気がした。苫小牧に出かけようと、店を探すと「第一洋食店」というのを見付けた。いわゆる街の洋食屋さんである。

念のために予約の電話を入れると「ま、必要はないと思いますが。ラストオーダーは8時半です」と至って気のない返事だ。

仕事先から苫小牧に車を向ける。ちょうどこの日は港祭りで花火大会だそうだ。しかし、みるみる霧が立ちこめ、薄暗くなる。ちょうど初冬のような空模様。鉛色の空、という感じだ。

それでも花火大会はするようで、遠くで予告の花火の音がし、国道は大渋滞であった。

というなかを目的の店に着いたのだが、川上澄生が愛した店だそうで創業90周年だそうだ。頼んだのは前菜、コンソメのスープ、店の看板のオックステールシチュー、アスパラのサラダ。

店の広さの割に接客しているのが女主人と女給の2人。天手古舞である。接客を云々する評判もあったが、さもありなん。でも料理はうまかった。

前菜。肉詰めのパイ、ニシンの酢漬け、スモークサーモン、生ハムメロン添え。いずれも文句ない。「やはり料理が出てくるまでは我慢しないといかん」と自戒。スープはごく普通だったが、テールシチューは本当によく煮込んであって、骨から肉を外し、ドミグラスソースを啜るにつけて、うまいなあと思うのであった。

最後のコーヒーはまた珍品。煮詰めたようなアジで、ま、昔の喫茶店でよくあった味だった。

とあれ、かくして誕生日の夜は更けたのであった。帰り道、霧は深くなる一方で、どこを走っているのか分からない。という訳で、これからの1年をまた暗示するのかと思うのであった。
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2009年01月11日

トンカツやの赤だし

tyoya1.jpg静岡・呉服町のとんかつ屋「蝶屋」にまた、出かける。
このごろ、とんかつよりもメンチかつの方がうまいと思う。
そんなことはさておき、ここの赤だしが何とも懐かしい。

中の具は豚肉の切り落とし。細かいさいころくらいの大きさのかけらがたくさん入っている。

昔、横浜の関内に「とん亭」というとんかつ屋があった。
ここで出前を頼むと小さな密封容器にこんな赤だしを入れて持ってきてくれた。

ご家庭では作れない赤だしである。
つい、お代わりをしてしまうのであった。
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2008年11月30日

鰹の塩辛/焼津・ぬかや

katuonosiokara.jpg鰹の塩辛、である。
酒盗とも言いますな。

正直のところ、塩辛いばかりで、余り美味いと思ったことはなかったんですな(たとえば、1回酒で濯いでから出したり、大根おろしと和えたりと塩気を和らげて出すところが多いでしょ)。

内臓の塩辛で美味いと思ったのは、和田浦のカネス寿司のカジキマグロの塩辛だけ。

それに次ぐくらいのものを見付けました。焼津の浜通りにあるぬかやの鰹の塩辛であります。

普通、腸管を切ったみたいのが多いでしょ。しかしぬかやのは違う。きちんと肝の部分も入っているんです。だから苦くて、しょっぱくて、オトナの味なんですね。

熟成も適当だし、塩気がこなれている感じ。

また行ったら、買ってくるつもりであります。これでお茶漬け、おいしいよ。
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2008年09月22日

高い、でも美味い。

ロイヤルハウスホールド 750ml 43度ロイヤルハウスホールド 750ml 43度


久し振りにこの酒を飲んだ。
大体、1杯2500円とか3000円とかという表示にひるむのではあるが、やっぱり呑んでみたいと、某ホテルのバーで頼んだ。

今、一部で流行のシングルモルトのような肩肘張った風情はなく、かといって軽い訳でもなし。ウイスキーというのはこういう味だったなあと思い出させてくれるような気分になる。

並行品が全盛のこのご時世にあっても未だに2万円を割ることはない。それもそのはず、この酒は英国国内では発売されておらず、飲む事のできる場所はバッキンガム宮殿と、スコットランドの西端・ヘブリディーズ諸島のハリス島にあるローデル・ホテルのバーの2カ所のみという伝説付き。昭和天皇が摂政時代に訪英した縁で日本国内では販売されているというのだが、さて本当の話なのだろうか。赤坂辺りのあやしげな店でも普通に供されているのを見ると、この伝説、にわかには信じがたくなる。

口上はさておき、やはり美味しかったとしか言いようがない。もちろんこんな高い酒です。1杯ですぐ切り上げました。
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2008年09月08日

島田茶。

島田茶.jpg日本茶のペットボトルといってもピンからキリまであるものだが、これはピカ1だと思う。

あまり宣伝していないので、地元でも知っている向きは少ないのだが、茶葉がまず良心的。島田産の茶葉100%で、しかも1番茶のみ使用。
こうなってはまずいはずがない。

雰囲気だけの「藤枝かおり」などとは違い、本当においしいのであります。

ネットで検索すればまだ見付かるかも。お値打ちですよ。これは。
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2008年08月31日

伊久美の鮎

画像はないので話だけ。

最近、よくお世話になっているのがS市のヤブヤというどじょうやさんであります。ここは街道筋の旅籠だったそうで、若旦那が15代目のよし。で旦那と話になったのでありますが。

「伊久美の鮎は美味いよ。大井川の本流、笹間、もっと上の方とこの川はあちこちで鮎は釣れるけど、伊久美の鮎に限るね」と大将の弁。

こうなると、魚屋に「伊久美産アユ」なんて売っているわけではないので、知人係累あれこれ考えた末に、鮎釣り大好きの大先輩を見つけ出し、「頼むから伊久美の鮎が食べたい。ぜひ釣ってきたら分けて欲しい」と正宗を先渡し。

とこうするうち、「釣れましたよ」との知らせ。ただ取りに行けないので、冷凍にしておいてもらった。

で、念願のこの鮎入手して、ヤブヤに持ち込んで焼いてもらいました。10匹。約20センチほどの大きさ、太り加減も上々。「友釣りで釣ってきた」とのこと。

炭火で焼いてもらって、例の方法で中骨をスルッと抜く。実に美味い。身の部分の味わいが深い。香りもいい。身は甘いというか、こくがあるというか。もちろん、ワタのうまさもいうまでもないこと。

行き会った方にお裾分けして満足満足。蓼酢を用意すればもっと良かったかな。でも炭火での焼き加減も上々だし、本当に美味かった。本当のところ、鮎ってこんな美味いものだとは知らなかった。

地元の方々だけ知っている美味いもの、ってあるものだと感心した次第。

伊久美の鮎、機会があればご賞味あれ。
かわ.jpg
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2008年07月03日

S市・一番/レバー炒飯

reba.jpg炒飯の具がレバーなのである。しかも1皿500円のお値打ち。
店は本通の商店街の裏通りにあり、わかりにくい場所かもしれない。
駐車場も狭いので車で行くのは難しいかも。
それでも、竜宮城のような店構えですすけた間口。
中に入ると左にカウンター、右奥に入れ込みの座敷。
お母さんがひとりで中華鍋を振るう姿が見えるはず。

このレバー炒飯。何ともいえず、美味いのであります。
昔の味というか、レバーの味が際立つでもなく、消え入るでもなし。
ともかく、いい頃合いになっています。

ぜひ機会があれば、行ってみる値打ちはあり。
昼は午後2時まで、夕方は5時から。

一番:島田市高砂町7751-5
posted by 曲月斎 at 23:47| Comment(1) | TrackBack(0) | 美食飽食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする