2008年02月01日

「日本の10大新宗教」




先の大阪府知事選を始め、選挙では公明党が大きな集票マシンとなる。その母体はご存じの創価学会。それに限らず、日本には色々な「新宗教」がある。江戸時代末に始まった教派神道系の宗教から、2度の弾圧を受けた大本教、そして宗教なのかどうか分からないけど、生長の家とか、真如苑とか。

そういう新宗教を10選らんで、解説、分析したのがこの1冊。この手の本にしてはすごく犀利な感じで、分かりやすい。

取り上げているのは、天理教、大本、生長の家、天照皇大神宮教と爾宇、立正佼成会と霊友会、創価学会、世界救世教・神慈秀明会と真光系教団、PL教団、真如苑、GLA。
筆者自身もこのほかに、金光教、善隣教、阿含宗を取り上げたかったと書いているが、ぜひ取り上げて欲しかった気がする。

何が新鮮かというと、いわゆる教派神道系の新宗教は神道の影響下にあり、法華経系の新宗教は都市化の波の中で、アイデンティティを見失った世相に合ったものとして見、また真如苑やGLAは都市化がさらに進んで自分本位、単位が家ではなく個になった時代の宗教と見定めているところが面白い。そして今にどういう影響を及ぼしているのかということに言及しているところが新鮮だった。

以前、取り上げた
「日本ばちかん巡り」

はルポのおもしろさはあるけれども、ルポはそれから先を読み手が斟酌しなくてはいけない。それに対してこの1冊は紐の解き目くらいは示してあるので、読みやすく思った。

お勧めの新書。
posted by 曲月斎 at 00:13| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑事雑用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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