2012年01月06日

「四つの自由」

たまたまブログに貼ってあるカレンダーに「1941年、フランクリン・ルーズベルトが『四つの自由』演説」と。

不明にして、この四つの自由なる演説を知らなかったのですが。

今は便利になりましたね。ググればすぐ出てくる。
一番筆頭でヒットしたのはアメリカ大使館のhp

要は年頭教書で、ナチスドイツの席捲を受けていた欧州の情勢に関し、アメリカが英国の支援という形で、この戦争への関与を正式に表明した、という内容であります。

曰く、四つの自由とは。



第1は、世界のあらゆる場所での言論と表現の自由である。

第2は、世界のあらゆる場所での、個人がそれぞれの方法で神を礼拝する自由である。

第3は、欠乏からの自由である。それは、世界的な観点で言えば、あらゆる国に、その住民のための健全で平和時の生活を保証するような経済的合意を意味する。

第4は、世界のいかなる場所でも、恐怖からの自由である。それは世界的な観点で言えば、いかなる隣国に対しても、物理的な侵略行為を犯すことがないような形で、世界中の軍備を削減することを意味する。

これは、千年先の幻想ではない。われわれの時代と、この世代のうちに実現可能な形の世界の、明確な基盤である。そうした種類の世界は、独裁者たちが爆弾の衝撃によって作り上げようとしているいわゆる専制政治の新秩序のまさに対極にある。

そのような新秩序に対して、われわれはもっと偉大な概念で対抗する。それは道義をわきまえた秩序である。優れた社会は、世界支配の企てにも海外での革命にも、等しく恐れることなく対峙することができる。

米国の歴史が始まった時から、われわれは変化を推し進めてきた。永続的な平和革命に携わってきた。それは、着実に進む革命であり、状況の変化に静かに適合してきた。そこには強制収用所も、逃走を阻む生石灰の入った溝もなかった。われわれが追求する世界秩序は、自由な諸国が、友好的な文明的社会の中で力を合わせる協力関係なのである。



何か、実に晴れがましい演説ですな。

世界の、いや資本主義国の棟梁として、世界に向けて宣言をしたものといっていい。

折も折、オバマ氏が世界の番犬として「2正面戦力を維持しない」と宣言したニュースが飛び込んできたのですけど、巡り合わせでしょうなあ。

ちなみにこのhpには「マッカーサーの議会での離任演説」「キング牧師の私には夢がある」「ケネディの就任演説」などなどが、掲載されているのですけどね。最後が1977年のカーターの「人権と外交政策」になっています。

それ以降、史料として所収する価値のある、雄弁ともいうべき演説が見当たらないのかなあ。


posted by 曲月斎 at 16:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 身辺雑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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