2011年05月18日

片の瀬温泉。

柳栄館.jpg
先週の筑後の出張、投宿したのは片の瀬温泉というところだった。

旧田主丸町にあり、その昔は火野葦平らがここで「河童倶楽部」なる座興を繰り広げたよし。
確かに河童が出てきても不思議のない風情である。

宿は筑後川の堤防の下。濃尾三川地帯にあった「輪中」集落の中の「水屋」みたいな構造で、周囲の田畑からは顕かに標高が違う。
周囲は堅牢な石垣で囲まれているようだ。

階段.jpg
建物は築120年とか。年季の入った廊下、部屋などは、こぎれいに改修してあるので、何も不自由はない。便所もウォシュレット付きである。通された部屋は棹縁天井。8畳ほどあるのだけど、部屋の真ん中で棹の向きがタテヨコ変わる。どういう構造なんだろうと思いながらの3日間だった。でも窓を開けると青い風が流れ込んでくるようで。

ただ、畳の部屋はウグイス張りなのか、歩くたびにぎしぎしときしむ。
これには少々閉口したが。

2階の大広間から眺めると堤防越しに筑後川。
夏の花火大会の時には特等席になるそうな。

さて、宿の看板には「鮎 鯉」と名物を打っている。
「鮎はまだ解禁前ですから……」とのことだった。


posted by 曲月斎 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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