2010年09月22日

表章さん。

お姿は何度も、能楽堂で見掛けたけど、声を掛けられたのは1度。

法大の能楽研究所でのことだった。

江戸時代の番外の謡本の研究で、原典を当たりにいったときのことだ。
「しっかり勉強してくださいね」と見ず知らずの若輩に声を掛けてくれた。

氏は能の研究では第一人者にて、横道萬里雄氏と共著で出した旧版の岩波古典大系の謡曲集上下は今でもその研究の考え方、手法として今に通じる内容。

そんな研究が戦後の混乱期に芽生えたと思うと、羨ましいような、妬ましいような、また畏敬せざるを得ない現実と。

ともあれ、氏の冥福を祈るばかりである。
著書は極めて……、なのだが。


posted by 曲月斎 at 01:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 点鬼簿控 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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