2010年08月10日

円満井座棟梁。

nobutaka.jpgなくなったよし、だ。

金春流七十九世家元、金春信高、氏である。
そもそも流儀の本拠が奈良にあり、東京では桜間が辛うじて地盤を張ったこの流儀。
その歴史の古さは承知だが、家元の存在感は薄かったというべし。

桜間弓川、桜間道雄と時代に受け入れられた存在が居たにもかかわらず、「その型は家元の書き付けにもある」みたいなことを言っていたオヤジ、という印象しかない。

棺の蓋を覆って価値が決まるとすれば、1)謡本の昭和決定版を出した(これが明朝体のつまらない味も素っ気もない謡本だが)。2)とりあえず金春流を存続させた−−−くらいかなあ。

太夫藝というものがあるとすれば、この人の翁は1度、式能で見た記憶があるが、確かにそれなりの品格だったと思う。

冥福を祈りたい。


posted by 曲月斎 at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 三間四方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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