2010年05月03日

上海万博と堺屋太一氏と老夜上海。

昨年秋、上海に仕事で出掛けた。

投宿したのは茂名南路の上海花園飯店。要はオークラである。
その道を挟んで筋向かいに有ったのが、錦江飯店。長楽路との交差点に面している。
その上層階にある「老夜上海」は24時間営業の上海料理店で、毎日お世話になった。cs06741_1.jpg

普通に食べれば200〜300元くらい、接待で600元というところだろうか。決してリーズナブルとはいいがたいが、オールドホテルの中の雰囲気も加味すれば仕方あるまい。

毎夜、紹興酒を1本開け、上海料理に舌鼓である。



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で、ある夜(というか最初に行った晩)のことだ。

隣の卓子に4人連れが入ってきた。もう夜も更けていたので、だれも廻りにはいない。よくよく見ると、作家の堺屋太一が入っていた。

どうも上海万博の事務局が大阪万博の仕掛け役の堺屋太一を招いて、何か会合を持ったらしい。cs06741_menutab_1_2.jpg

こちらは上海がにをほぐしたカクテル仕立ての前菜や、アスパラガスのスープ煮などをつつきながら杯を重ねていると、卓の向こうから日本語が聞こえてくる。
「大変かもしれんけど、やりとげたら、そらええですよ。ボクも経験したことやけど」
あの耳に覚えるのある大阪弁だ。
cs06741_5.jpg
「夜も遅いし軽いもんがええなあ」「それでは麵類にしますか」「そうやなあ」とかいう会話も聞こえ、結局氏は炒飯も食べている様子だった。氏はどんな有益な助言をしていたのだろう。ふと、興味深かった。

さてその万博。1日にいよいよ開幕したが、あの町中ひっくり返したような工事があちこちで進んでいる様はどうなったのだろう。浦東空港から旧市街までの道にあったあの工事現場はその後半年で世界の祭典の場になったのだろうか。聞けば、まだ一部の展示館は未完成だという。大会のテーマ曲に続き、キャラクターや中国館の意匠まで盗作疑惑が相次いでいるとも聞く。

あの70年大阪万博当時の日本のカオスを考えれば仕方のないことかもしれないし、それを通り抜けることで、何かが変わるのかも知れない。

それにしても老夜上海の上海料理はそこそこにうまかった。でも、中華街の萬来亭の方がずっと美味いと思う。

上海万博期間中、込んでいるので上海出身の同亭の女将は帰郷しないそうだ。


posted by 曲月斎 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 街角辻辻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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