2010年03月27日

「村の写真集」


村の写真集 [DVD]

村の写真集 [DVD]

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • メディア: DVD



5本借りてきたDVDのシリーズ。「村の写真集
以前にさらっとみて、淡い色彩がきれいだったのを覚えていたもので。

あらすじはダムに沈むことになった村の家族の写真集を作ることになって村の写真館のオヤジ(藤竜也)が息子(海東健)といっしょに仕事をし、2人の間の対立が和解に向かうというストーリー。
よくあるパターンの話ではあるのだけど、それが四国は徳島、吉野川上流の村の景色の中に淡くとけ込んでいてなかなかの佳編なのである。テレビ局がスポンサーらしく、プロットが多すぎるのはちょと難点なのだけど、すべて阿讃の山並みの中の出来事、畑を耕して天に至るみたいな集落が点在するこの辺りの景物の中で見ると、情趣が深い。

藤竜也はいい芝居をする。息子と和解をした後の「テヘっ」という笑いがいい。圓生の照れた時の笑いにも似る。
そういえば、海東健って最近見ないなあと思ったら、俳優を廃業していたらしい。俳優の廃業っていうのもあるんですな。臭いけど、結構いい味の役者だと思っていたのだけど。NHKの朝の連続ドラマで脚光を浴びた男優ってのはダメなのかね。


家族の肖像

家族の肖像

  • 作者: 立木 義浩
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1990/09
  • メディア: 大型本



この作品の裏には、絶対、この1冊のイメージがあると思う。
立木義浩の写真集だ。何のことはない、家族の集合写真を集めた1冊なのだけど、その集合写真の裏にある家族の思いがよく出ている。
今、めくってみるとすでに物故した人も多い。この家族はどうなったのだろうと思う。そう、小津安二郎の「東京物語」では家族の集合写真がその後の家族の変転の象徴として登場するけれど、その意味で家族の集合写真というのは、冷厳なものになるのかもしれない。


寺町三丁目十一番地 (福音館創作童話シリーズ)

寺町三丁目十一番地 (福音館創作童話シリーズ)

  • 作者: 渡辺 茂男
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: 単行本



写真館、最近もう見掛けなくなってきた仕事だ。映画の中では乾板を入れたり出したりする大判のカメラをつかっていたけど、そのころの写真館一家の話をプロットにした童話。この1冊も忘れがたい。ガキのころに読んだ本だけど、妙に心に残る。


posted by 曲月斎 at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀幕緞帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。