2008年11月27日

「至福の焼酎 極楽の泡盛」

至福の本格焼酎極楽の泡盛―厳選86蔵元 (ちくま文庫 さ 32-1)
「至福の本格焼酎極楽の泡盛―厳選86蔵元」

ルポライターとして持ち上げたことが、後の不祥事で失墜することほど、恥ずかしいことはない。

取材した時点ではそれが正しいことであっても、時代は流れる。時代が流れた果てで、それがいいのか悪いのかは判断される。その点で、この本は痛く恥ずかしい。

汚染米問題が起きた時、多くの蔵元がこの問題の直撃を受けた。富乃宝山を筆頭として、ブランドといわれた焼酎の多くが、実はその名声に裏付けられた信頼に足る行動をしていなかったということが白日の下にサラされてしまったのである。

少しでもコストを下げたい、下げなくては商売にならない、というのは商人、いや資本主義の中での本音である。しかし、その本音と、一方になくてはならぬ矜持というもののバランスの上に、本当はブランド名が乗っている。

その点で、この本は本当に恥ずかしい。読んでいて恥ずかしくなる。
山同敦子氏。どうこの疑問に答えるのだろう。

☆0.5。


posted by 曲月斎 at 02:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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