2008年11月16日

「江戸の組織人」

江戸の組織人 (新潮文庫 や 51-3)
「江戸の組織人」


江戸時代といえば士農工商、身分制度があったといわれているけど、本当に身分制度の中に身を置いていたのは支配階級とされた武士だったかもしれない。

地方分権の時代といわれる昨今、何だかんだといってもやはりまともな役人が出現する可能性は国>都道府県>市(特別区)>町>村だと思う。それと同様に、江戸時代も徳川幕府という巨大な官僚組織と、各藩という地方組織、そして自治組織が重層していたといえるだろう。

ただ、その組織では原則、家格がモノをいい、世襲が原則だったという点は今の組織とは違う。しかし、どのルートに乗ると、どういう出世をしてどういう帰結になるのか、なんて有る程度見えていた時代、というか組織というのは何とも情けないし、遠山の金さんも長谷川平蔵もそういう組織の歯車の1枚であったのである、ということを教えてくれる1冊。

ま、面白かったけどね、というレベルかな。


posted by 曲月斎 at 23:57| Comment(1) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
「まともな役人が出現する可能性は」ですか。「出現するのは」ではなく「出現する可能性は」というところが悲しいです。突然変異みたいにまともな役人がでるという世界ですね。
Posted by 遅筆堂 at 2008年11月17日 22:11
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