2008年11月13日

「あっと驚く船の話―沈没・漂流・失踪・反乱の記録」

「あっと驚く船の話―沈没・漂流・失踪・反乱の記録」


光人社NF文庫っていうのは戦記系のものが多く、当然、当たりはずれが激しいのですが、この本は割合興味深い1冊でありました。
というのも、船というのは長い歴史があり、人間はその中で数々の失敗をしてきている訳であります。その判断ミスや不慮の出来事を振り返ってみるというのは、たぶんに有益であります。

老朽船をそのまま運航させていて機関が大爆発したり、乗客を放り出して船員が救難艇に乗り込んだり。無線標識を過信して駆逐艦が次々と座礁したり、殺人犯を船上で逮捕した船長が乗務した船が沈んだり。29隻の沈没なり、漂流なり、失踪なり、これらの事例はどこかに無理があってのことです。

レーダーやGPSが発達し、救命設備も昔に比べるべくもないほどに進歩した現在ではありますけど、船を動かすのは人間であり、人間はミスをするもの、なのであります。

きょうもミスをしないように自動車の運転をしなくては、と自戒するばかりであります。


posted by 曲月斎 at 19:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
漂流と聞くとゾクゾクします。安直だけど、吉村昭『漂流』が面白かったなあ。
Posted by 遅筆堂 at 2008年11月13日 22:02
漂流話で日本の漁船の話らしいなあ、というのが1編出ています。1927年の和歌山の漁船・良栄丸の話です。
Posted by 亭主軽薄 at 2008年11月13日 23:23
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