2012年06月02日

5月に読んだ本。

5月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2452ページ
ナイス数:34ナイス

究極のナローゲージ鉄道 せまい鉄路の記録集究極のナローゲージ鉄道 せまい鉄路の記録集
ナローゲージ、というのは線路の幅がJRの在来線よりも狭いもの、いわゆる軽便鉄道のこと。地方の私鉄や森林鉄道、拓殖軌道、鉱山鉄道など、全国各地にあった。この本は今までの本にはない、個人商店のトロッコまで掲載しているのがおもしろい。中で立山砂防軌道の話が出てくる。実は中、高時代の畏友のお陰で、今では乗ること自体が幻になってしまったこの軌道にのったことがある。トロッコに屋根がついた程度の客車で4段、18段といったスイッチバックを上がっていった。その写真も多く掲載されていて、思い出の再確認となった。一興!!
読了日:05月31日 著者:岡本 憲之
コンパスと定規の数学: 手で考える幾何学の世界 (アルケミスト双書)コンパスと定規の数学: 手で考える幾何学の世界 (アルケミスト双書)
中学時代、幾何の作図はコンパスと定規しか使ってはいけない、と習った。 そんな懐かしいユークリッドの世界を思い出し、遊んでくれる本です。 最初は垂線を立てる、平行線を引くといった基本的な話から、正多角形の作図、黄金分割、螺旋、楕円といったものの作図まで、順を追って説いてくれています。勿論理解を超える説明もありますが、久しぶりにコンパスと定規を操ってみたくなること請け合いです。
読了日:05月31日 著者:アンドルー・サットン
股間若衆: 男の裸は芸術か股間若衆: 男の裸は芸術か
一言で言えば、男性彫刻、あるいは絵画、写真に於いて「股間」をどう表現してきたか、という論究。元々は芸術新潮の連載にて、3編に渡って書き継がれたもの。 明治時代に公序良俗の名の下に、男性の股間はあるものは切断され、あるものは「とろけて」いく。それも戦後の訪れとともに、日の目をみるようになる。 この本の難解さは、先に書いた通り、3編のオムニバスになっている点にある。もし、構成を換骨奪胎して、時系列に書き直してくれていたら……。ずっとわかりやすい本だったに違いない。 もっとも美術史書である。わかりやすい、という
読了日:05月26日 著者:木下 直之
家元探訪: 未来を見据える十人家元探訪: 未来を見据える十人
土台は読売新聞web版の記事。その中身だけど、一つには人選。家元制度については林家辰三郎、西山松之助を初め、先賢の研究が積み重ねられてきたのだけど、その辺の知見が生かされている感じが薄い。何か、「家元」と称する人に、「よいしょ」の質問をして、喜ばせて1冊に仕立てた、みたいな感じがある。どうにもよろしくない。中で何人かは、面白いものもある。でも、駄作のインタビューが大半を占める気がする。第二次大戦後に芽生えた、理非を明らかにする視点を見失った。中で団十郎丈のものが出色。
読了日:05月26日 著者:河村常雄
テキヤ稼業のフォークロアテキヤ稼業のフォークロア
考現学の報告書、というこの本の性根を踏まえて読めば、非常に楽しい本です。近所に夏になると、0の付く日(10日、20日、30日)に縁日が立つ環境に育った所為もあるかもしれないけど、おじさんやおばさんたちの日々の生活や社会の一端を知ることができました。本の中で出てくる「擬制的親子関係」という言葉(要は親分と子分の関係)にずっと引っかかりを感じ続けているのですが、この仕掛けを知ることができたのが収穫です。ただ、ひと昔前はテキヤ系といわれていた組織も、広い意味での反社会組織に色分けしていいのか、とも思いました。
読了日:05月23日 著者:厚 香苗
公家侍秘録 7 (ビッグコミックス)公家侍秘録 7 (ビッグコミックス)
ストーリーが面白いのだから、ドラマ化したらいいのにね。そもこういうマンガも掲載されていたビッグコミックは恐るべきというべきか。
読了日:05月06日 著者:高瀬 理恵
公家侍秘録 6 (ビッグコミックス)公家侍秘録 6 (ビッグコミックス)
だんだん、この辺りにくると、展開が苦しくなってくるような。1話読み切りなのだけど。
読了日:05月06日 著者:高瀬 理恵
公家侍秘録 5 (ビッグコミックス)公家侍秘録 5 (ビッグコミックス)
このシリーズは設定の妙、に尽きますね。絵の内容とかはともかく、ストーリーに尽きる。当たったストーリーなら面白い。
読了日:05月06日 著者:高瀬 理恵
公家侍秘録 4 (ビッグコミックス)公家侍秘録 4 (ビッグコミックス)
3巻まで持っていて、その後は池波正太郎の「黒白」を焼き直した話が出てきたので疎遠になっていたのだが、思いついて4〜7巻を購入したのでおじゃりまする。
読了日:05月06日 著者:高瀬 理恵
公家侍秘録 3 (ビッグコミックス)公家侍秘録 3 (ビッグコミックス)
引っ越しで出てきた。久しぶりに読む。
読了日:05月06日 著者:高瀬 理恵
四国遍路―さまざまな祈りの世界 (歴史文化ライブラリー)四国遍路―さまざまな祈りの世界 (歴史文化ライブラリー)
遍路道の傍らに住むようになって、歩く人と歩かれる側の人、という視点が出てきたところで、この本は新鮮だった。行乞のために遍路道を外れる者がいた存在、「オヘンロサン、オシコクサン」対「ヘンド」の差、ハンセン病などの差別故に旅に出た遍路の存在などなど、最近は視点から外されることの多い問題も扱う。印象的だったのは、「××寺」ではなく「××番」と呼ぶことの多い札所という考え方。寺という存在は実は二の次であることを示唆するいい視点だと思う。頼富先生の本と並んで四国遍路本として出色。岩波写真文庫への言及もいい。
読了日:05月04日 著者:星野 英紀,浅川 泰宏
日本の聖地ベスト100 (集英社新書)日本の聖地ベスト100 (集英社新書)
期待は端からしていなかったけど、買ってしまったものだと割り切って読んだものの、何ともはや、の本。一応、大学教授であるのなら、しかるべき研究的な側面がないことには、始まらない。単なる個人的な紀行文とその感想、という域を出ない。一時は流行った先生だけどね、トホホ。
読了日:05月03日 著者:植島 啓司

2012年5月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
posted by 曲月斎 at 15:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする