2012年01月15日

「ジョージ・ポットマン教授の平成史」JOTX系

土曜の深夜に、テレビ東京系列で、「ジョージ・ポットマン教授の平成史」なる番組をやっている。

5acfded4f01dcea4635501c4af8c.jpg

テレビ東京+イギリスCBB共同制作。


そう、BBCではないのである。
うっかりすると、本物のように見える。

そもそも。
歴史学の視点で現代日本を分析し、大胆な仮説で知られる新進気鋭の歴史学者で、The collapse of civilizations (邦題:「文明の崩壊」)、Non-identity in young Japanese (邦題:日本の若年世代における非同一性)などの論文で知られるヨークシャー州立大学歴史学部教授 ジョージ・ポットマンなる人物自体が仮装なのだから。

趣向自体は、往年のフジテレビの「カノッサの屈辱」を連想させるものだ。

で、この未明の放送内容は

調査(1)
今回は「友達いないと不安史」後編。明治時代に鶏姦なる行為に懲役刑を科すと定めた刑法典を制定した日本。その理由をひも解くと、明治以前の日本における、現在では闇に葬り去られた友情観の存在が。我々は、日本の教科書に出てくるあらゆる文献・人物・事件を調査。すると、大河ドラマのほぼ全ての主人公から、忠臣蔵、近代文学の旗手に至るまでボーイズラブに彩られた不思議な日本像が浮かび上がってきた。
調査(2)
更に我々は、戦後に至り突如発生した「友だち100人作らなきゃシンドローム」も調査。するとそこには高度経済成長の光と影が交錯する昭和時代に形成された、独特の友情観が。日本政府の教育政策から、スイミー、クリリン、正義超人など少年に影響を与えた様々な文学作品の「友だち的」登場人物も俯瞰し、遂にはフェイスブックで「いいね!」を乱打する「友だちいないと不安文明」に至った原因を調査します。

まじめくさった顔をして何を、と思うが、前段は「男の絆 明治の学生からボーイズラブまで」の焼き直し。後段はある意味で結構、いい線を行っているぞ、と思わせる内容だった。

で、鼻から「情報・バラエティ」の分野ではあるのですけど、本歌取りがうまい。
というのは、NHKの「映像の世紀」シリーズでのBGM「パリは燃えているか」(加古隆作曲)が効果的に使われているんだな。(ちなみに、この夜のチューボーですよには本木雅弘が出て「坂の上の雲」のBGM=久石譲作曲=が使われるのはミスマッチで効果的)

こういう知能犯的な番組っていうのは、真顔で見るものじゃないけど、おもしろいなあ。


posted by 曲月斎 at 06:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 電网恢々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。