2011年07月31日

PaintShop Photo Pro

Paint Shop Photo Pro X3 アップグレード版 / コーレル
このソフトとの付き合いも長い。
まだWindows3.1のころ。
南極熊さんがインストールしてくれたのが最初。
だからもう17年目になるのかな。
いつの間にか、メーカーも変わり、バージョンアップを繰り返すこと、もう何度になるだろう。
最初にインストールしてもらった時はVer.2だったから。

でも、X2が242mbだったのに、X3は602mb。当時のHDDが350mbだったのだから、とんでもない大きさのプログラムですな。

HDDが大きくなっていることとともに、余計な機能がつきまくって、つかいにくくなるという悪循環はきっと終わることがないのでありましょうな。

ちなみに同じく当時から愛用のメールソフトBeckyは5.31mb。
何か考えさせられます。
posted by 曲月斎 at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 電网恢々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

某月某日。

某日。
定宿の地下にバーがあった。
非常に気持ちのいいバーであったのだが、今年3月で休止したそうだ。
実はすごく気になることがあった。
というのはバックバーの3段目になぜかピンクのトゥシューズが飾ってあったのである。
何でバーの棚、ウイスキーとか、リキュールと一緒にこのピンクの物体があるのか。
意味深長でもある。
なぜなのかを聞こうと思いつつ、果たせなかったか、と思っていた。
ホテルの従業員になぜ飾ってあったのか、古株の社員に訊いてもらった。
曰く。「昔、ホテルのロビーホールに大きなクリスマスツリーを飾ったらしいのですが、その飾り付けだったそうです。まだきれいなので、アクセサリーにしたらしいです」
何とも素っ気ない結末だった。

某日。
札幌すすきの。
街角のauの看板。今年も嵐が健在である。
arashi.jpg
で、この夜から札幌ドームでの嵐のコンサート。
夜の街は、ファンであふれておりました。
揃いのTシャツ。なじみのジンギスカン屋しろくまのカウンターはファンのグループで占拠されていました。
聞くともなしに耳に入ってくる会話を聞いていると、すごいもんです。
大阪公演の舞台進行をファンのブログでよんで、どの角度が自分のお気に入りを見やすいのかを事前に研究したり、バックダンサーのことが話題に上ったり。
ジャニーズ事務所ってのは、すごい経済効果ですな。

某日。
札幌駅前の紀伊国屋に行く。
広いフロア、それ以上に品揃えの豊かさに驚く。
たとえばちくま文庫とか、どうでもいい新書とか。本当にずらっとそろっているんですよ。
こんな規模の本屋は今、横浜にあるのかしら。
天井がそこそこに高い。棚の背が低く、間隔も広い。
2階には広々とした医学書コーナーもあるし(北大のおかげである)、人文科学も十分にそろっていて、何か心が幸せになります。
1階の入り口にはイノダコーヒーの売店。
こういうのを何か都市の厚みだと思うのですけど。
我がヨコハマや如何に。
posted by 曲月斎 at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 身辺雑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月30日

あれこれ、新旧取り混ぜて。

幸田露伴。
7/30は蝸牛忌。
別に感慨のある作家ではないのだけど、中学1年の夏休みの課題図書が「五重塔」であった。
わずか12歳のガキに
「木理(もくめ)美(うるは)しき槻胴(けやきどう)、縁にはわざと赤樫を用ひたる岩畳(がんでふ)作りの長火鉢に対ひて話し敵(がたき)もなく唯一人、少しは淋しさうに坐り居る三十前後の女……」みたいな本を読ませる国語教師が居たというのが、今となっては愉快というべきか。

谷中天王寺の五重塔は心中の道連れとなったが、当時岩波文庫★一つの本の記憶は鮮明だ。50円で(いや30円だったかもしれない)買えた鮮烈な記憶は今となってはやすかったと思う。


伊良部秀樹
尽誠学園高卒。
何度かあの高邁な言辞に接する機会があった。
どうでもいいのだけど、そもロッテ入団の当時。
いい投手では12球団すべてが認めるところ。
でもその出自ゆえに(肉親に平成3年法律第77号に抵触するような人物がいたという調査のゆえに、指名を回避した球団が大半だったのが事実。ロッテはよく指名したな、という声がでたもんだ)。
何か、人の生き方をねじ曲げてしまった姿を傍観していた気がする。
posted by 曲月斎 at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 点鬼簿控 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月29日

「がんばろう!! 日本の労働歌ベスト」

がんばろう!!決定盤 日本の労働歌ベスト / 五十嵐健作, 守屋博之, 関鑑子, 井上頼豊, 堀喜美代 (指揮); 清水良枝, センター・オーケストラ (演奏) (CD - 2001)

立て万国の労働者、という訳で、いわゆる労働歌、革命歌という分野のベスト版です。

中でも日本では「メーデーの歌」は元々は旧制一高の寮歌「アムール河の流血や」が陸軍軍歌の「歩兵の本領」になり、さらにこの歌に転じたという替え歌の歴史の終着点であります。

レンタカーにはだいたい、iPodを接続する端子がついているのですが、今朝は、このCDの所収曲を聴きながらの高速運転。実に過激で攻撃的な歌詞であります。

古関裕而/作曲家研究 名作選 / 陸上自衛隊中央音楽隊, コロムビア・オーケストラ, コロムビア吹奏楽団 (演奏) (CD - 1999)
一転、帰りは日本のスーザとも言われた古関裕而作品集。
日曜名作座のテーマなんて泣けますぜ。

ということでどちらもお勧めであります。
posted by 曲月斎 at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 天象乃音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

某月某日。

某日。
札幌在。
その昔、ゲームボーイのソフトに「オホーツクに消ゆ」というのがあった。
名作の誉れ高いのであるが、PC版より、カセットみたいなのを差し込んでやる方がストーリーがこなれていた。
okhotsk_19.gif
札幌の繁華街、すすきのの「コロポックリ」の場面であります。

今でも札幌市電の電停前のビルには北海料理コロポックルがあり、この店のイメージでしょう。登場したのは。
今でもやってみたいですな。
okhotsk_20.gif

しかし、何とも解像度の低い絵ですな。
これがそれでも面白かったのだから。




某日。
カメラの画像が何か色が変。
自分では操作した記憶はないのですけど、ホワイトバランスが本当はオートのはずが、蛍光灯になっていました。
そりゃ色の調子がおかしくなるわな。

某日。
セックスメディア30年史欲望の革命児たち (ちくま新書) [単行本] / 荻上 チキ (著); 筑摩書房 (刊)
この本を読み始めて1週間余。面白いのだけど、新書というのは一気に読み切ってしまわないとイカン。ダラダラとしているうちに飽きてきてしまう。まして内容が内容であるだけに。

某日。
NHKの時論公論で、大相撲論をK氏が解説していた。
でも、一番のあれこれと問題点を指摘して、ある意味で正鵠を射ているのではあるけど、一番大事な視座が欠けていた。
今の大相撲の実質的な勧進元はほかならぬ日本放送協会である、ということだ。
放映したりしなかったり。すこぶる恣意的なものを感じているが、ではそういう制裁の権限をNHKが保有する形でいいのか。ちょっと考え込んでしまった。

某日。
「[口卒]啄同機」という言葉を思い出している。
仕事先で出会った現象を思ってのこと。
元々は「碧巌録」にある言葉だそうだが。
長く「そったくどうき」と読むのかと覚えていたが、「さいたくどうき」だそうだ。
詳しくはWebを検索されたい。
posted by 曲月斎 at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 身辺雑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月28日

海鮮ラーメンあれこれ。

今週の現場の食堂。
名物数あれといえども、ここの海鮮ラーメンはピカイチであります。
銭函ラーメン.jpg

題して「銭函ラーメン」。麺の量がいささか上品なのが残念なのですが、盛り込まれているのが、ボタンエビあり、ムール貝あり、ホタテあり。塩味で美味、であります。
なおかつ昆布の千切りが微妙な歯触りで、至福であります。

これと双璧をなすのが、銭函駅前の海賊船の名物、「海賊ラーメン」であります。

海賊ラーメン.jpg
そう、なぜか分からないのですが、金襴手の九谷焼風の鉢に入って出てくるんですね。
中身はエビ、イカが2杯、鮭の切り身と少し、銭函ラーメンとは庶民風。
でもこれがまた美味い。

ということで、小樽の銭函。至福のラーメンであります。
posted by 曲月斎 at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月27日

札幌・やまざき。

札幌で老舗のバーといえば「やまざき」である。

看板.jpg

吉村昭の随筆にも実名で登場する店である。
一度、行ってみようかと思いつつ、機会がなかった。
今回、勇を鼓してドアを開けたのである(ま、もっとも横開きの自動ドアだったが)

店のカウンターはいっぱい。奥のボックスもいっぱい。
バックカウンターを見ると、スタンダードな銘柄がならぶ。

係でついてくれたのは相蘇君という青年。
実に言葉すくななのだけど、テキパキとして気持ちがいい。
相蘇君.jpg

店の中はミントの香りでいっぱい。
ミントジュレップである。

「ウイスキーはグランダッド。甘くしないで」
ミントの葉を景気よく入れて、炭酸を少し垂らしてすりつぶし、氷とウイスキーを注いで、かき回し、ミントの葉を添えて出来上がり。

景気よくミントのハッパを入れるのが、ミントジュレップの秘訣であると知る。

夏こそミントジュレップである。
posted by 曲月斎 at 01:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月26日

増毛から妹背牛へ。

日本酒最北の蔵元さんはどこか。
北海道・増毛の国稀だそうだ。

国稀本店.jpg
明治の初頭には利尻や、稚内までもあったそうだが、集約化が進んで、ここが北限になったそうな。

ちなみに銘柄は「くにまれ」と読む。稀は乃木希典から頂戴したそうだ。
今の店舗は新築のようだが、ブロック先に、大谷石作りのような本宅が建つ。

酒造りはやはりお金持ちの仕事なのである。

増毛駅.jpg
留萌本線の終点増毛駅。
ウルトラローカル線である。
よくJR北海道が運行を続けているものだ。

駅そばがあるようだが、この時間ではもう閉店済み。閑散としたものだった。

駅前には堂々たる木造3階建ての旅館。
駅前旅館.jpg

まだ現役のようだ。

そして帰路。
留萌まで回って、高速に乗ることも考えたが、地図を見ると、妹背牛までショートカットする道道がある。
この御料峠越えのこのルートを選んだ。

道道94号.jpg
ともかく、交通量が少ないよく手入れされた道。
地図には増毛の信砂から妹背牛の和までの38キロ。信号機が一切ない。

途中から人家も絶えてしまうのだけど。

増毛側は造林が一部で行われているようだ。名の由来も御料林からきているのだろう。

峠を越えて下り始めると、休耕田かと思えば、よくよく見れば蕎麦畑だ。
蕎麦.jpg
白い花が咲いている最中。もうすぐ取り入れになるのだろう。


田と蕎麦畑と。緑と白のあやなす風景を横目に快走して麓に下りると、
難読地名で有名な「妹背牛」。「もせうし」と読む。

妹背牛駅.jpg
地方の街にとって、国鉄、林業、役場、郵便局が主要産業だった時代は賑わったのだろうが。

辻辻に「妹背牛聖徳太子大祭」とあるので、探してみたら、陸橋下の小さなお寺でのお祭りのようだ。小屋がけのところには「演芸大会」とあり、早々と席とりの人も。

ちょっと覗く雰囲気ではないので、失礼させてもらったが。
posted by 曲月斎 at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

浜益の千本ナラ。

砂利道.jpg

石狩市浜益区の送毛集落の方へ下りていく道を進むと、しばらくすると砂利道に変わる。
砂利道は久しぶりだが、川根筋でお手の物。通行量が少ないので、砂塵を気にする必要もない。


ナラ1.jpg

また舗装路に変わって、しばらく行くと、「千本ナラ」の看板があり、木道が斜面を下りている。斜面の途中には3本の巨木が見える。しめ縄をはり、願い事を杓文字に書き連ねたものが差し込んである。

ナラ2.jpg

名前の由来は、梢が1000本には割れているだろうということで、この名がついたそうだ。
樹齢は840年余というがそこまでは太いようには感じなかったが。

ナラ3.jpg
巨木が林の中に立っているということで、どれが木の梢なのやら。

それでもすこぶるひっそりとこういう巨木があるというのはすごいもんだ。


posted by 曲月斎 at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

雄冬岬。

暑寒別岳遠望.jpg
今週の現場は小樽。
小樽の銭函から北に向かえば暑寒別岳である。

そも暑寒別岳とは。
1490メートル余の山ではあるが、その山裾がそのまま日本海に落ち込んでいるため、交通の本当に不便なところであった。
岩.jpg

こんなトンネルとか、
タンパケ.jpg
こんなトンネルとか。

岩盤をくりぬいたと言わんばかりのカオである。

トンネルの中は片側1車線。
ところどころに方向転換ができるようになっているのがずっと不思議だったのだが。

考えてみれば片方の口で崩落事故が起きた場合、中に取り残された車はこの方向転換場所をつかうしかないので、こういう設備がある、珍しいトンネルなんでしょうな。

滝1.jpg

トンネルを抜け出ると、雄冬岬。
何でも以前は北海道の3大秘境岬だったそうな。(ほかは室蘭市の地球岬、根室市の落石岬)ということで、集落につながる交通路は船だけだったというのだからすごい。

この開通に際して、名付けられたのはこの滝で「白銀の滝」というそうだ。
滝2.jpg

夏なお暑寒別岳の頂から流れ落ちてくるこの水はたぶん清冽なのであろう。冬になれば凍ってしまうんだろうな。

去年は道路が通行止めでこられなかったけど、今年はこうして無事に尋ねることができた。
posted by 曲月斎 at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

札幌・鮨竜

札幌といえば以前なら、だるまのジンギスカンの連投であった。
何皿食べるのか、それに血道を上げていた。

でも
最近は年なのだろか。

即ジンギスカンという気分ではない。

数年前、後輩にどこか寿司屋はないか、と尋ねた。
こんな電話がかかってきて、即座に答えられた後輩をエライと思う。

で、今年も鮨竜である。

さんま.jpg
サンマの刺し身。ここは割醬油と刻みネギに一味を添えるのが流儀。
何でも釧路の方の漁師の食べ方だそうだ。

げそ.jpg
この夜はすでにイカの身本体は品切れ。久々であることを惜しんでくれ、ゲソとワタを和えて痛めてくれた。酒が進むのである。

そしてこの時期に忘れていけないのが「カスベの煮こごり」
アカエイの煮物で、骨もすべてズルズルに溶けている。煮こごり部分の味も申し分のないことはいうまでもない。

かすべ.jpg

ということで、北海道の夜は更けていくのであります。

店長の藤田さん。
店長.jpg

今年もよろしくお願いします。

posted by 曲月斎 at 19:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

北海道行。

鳥海山.jpg
今回の北海道行きの機内からは眼下に鳥海山が見えた。

頂に残る雪は何か不思議な感じする。

羽田から千歳へのルートはこの日は上越本線〜奥羽本線という感じでありましたな。

八郎潟.jpg

とこういううちに眼下には八郎潟。
もし干拓地にしていなかったら、広大な潟湖が広がっていたのでしょうがね。

何か、昭和のある時代にとんでもないことをしてしまった気がする。
posted by 曲月斎 at 19:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月20日

時代の終焉。

魁皇が引退した。

もうすぐ39歳。「お疲れ様」のひとことだ。
とうとう好きな相撲が居なくなってしまった。

魁皇というと忘れられない出来事がいくつもある。

角界で「道場」といえば「双葉山道場」のことであり、時津風部屋のことだった。
鉄筋3階建て。1階は広大な上がり座敷があり、稽古土俵はその奥。
魁皇が土佐ノ海を訪ねてここに来た。玉春日も来た。
この3人が約1時間に亘って申し合いを繰り広げた。
いわばこの3人の三番稽古みたいなものだった。
だれも声を掛けず、黙々と3人の取組が続く。
あれ以上の稽古を見たことがないし、もう見ることもないだろう


まだ、地方巡業の移動が臨時列車だったころ。
函館の次は札幌だった。
先を急いで取組もそこそこに函館空港から丘珠空港への便に乗ろうかという上位力士の多い中で、魁皇は悠々たるものだった。
「どうせ札幌に急いで行ったって何もする訳じゃないし、のんびりいくよ」
臨時列車は確か関取衆は寝台車だったはず。
スキスキの列車で行くというので、確か焼酎を6本差し入れた。
札幌で聞くと「うん、全部飲んじゃった」。
臨時列車のこと。五稜郭で止まり、手稲で止まり、みたいな運行だったはずだが。


好きなお相撲さんがいなくなってしまった。
振り返れば、曙、貴乃花、若乃花、貴ノ浪、武蔵丸の5人に、魁皇、武双山、土佐ノ海、玉春日。さらには琴錦、安芸乃島、貴闘力。こんな豪華なメンツがそろう時代はもう来ることはあるまい。
posted by 曲月斎 at 01:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 知進知退 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

某月某日。

某日。
海の日。
皇室関連の祝祭日は動かないものが多いのだけど、この日はスライドしてしまう。
元々は明治天皇が船に乗ったのを記念しての海の日のはずだったけど。
月曜が休みになると支障が多い。
まず、かかりつけの鍼医が休みになる。主治医が全部休診になる。
こうなると本当に差し支えが多いですな。

某日。
銀座に行く。久々。
4丁目の文教堂を覗く。
ここの本屋は適当に品揃えがあって、売り場がコンパクト。非常に買い物がしやすい。
買い物がしやすいのはいいのだが、余計な本まで買った気がする。
本当はこの本を買うつもりで立ち寄ったのだった。
未曾有と想定外─東日本大震災に学ぶ (講談社現代新書) [新書] / 畑村 洋太郎 (著); 講談社 (刊)
失敗まんだらの畑村先生の新刊。
だけど、余計な本の方が多くなってしまった。
セックスメディア30年史欲望の革命児たち (ちくま新書) [単行本] / 荻上 チキ (著); 筑摩書房 (刊)
などなど。委細はまた。

某日。
この前、箱根山越えを経験した。
三島側から登って、湯本に下りたのだけど、その間ヒヤヒヤ。
というのは燃料計の針がかなり厳しい状況だったからだ。
上りは3速で登坂車線。下りは箱根新道。
メーターがかなり厳しい。
どうすればいいか。幸い箱根新道は延々と下りが続く。
ブレーキが加熱しない程度の範囲でニュートラルに入れ、落体の法則に車体を任せる。
自分の手慣れた車だからできた芸当だが。
あまりお勧めの省エネではない。
後で考えてみればクーラーを切ってしまうのが一番早かったかもしれない。

某日。
自分の関わった本を取り寄せる。版元から買うので七掛け。
でも、不在の間に届くと結構不便なものですね、宅配便は。

某日。
魁皇の引退の知らせが入ってきた。誰に電話するでもなし、当時の番頭さんに電話する。
彼の分析はいつも冷静で、小生の理解を超えたところにある。
そういえば、元番頭さんに言われた。「よく飽きもせず、食い物の話書いてますね」
確かにそうだ。
でも、喰うことに一番の悦楽を見いだしているのだからご勘弁願いたい。

某日。
NHKの深夜、向田邦子の「阿修羅のごとく」を再放送している。
阿修羅のごとく-全集- [DVD] / 八千草薫, いしだあゆみ, 加藤治子, 風吹ジュン, 緒形拳 (出演); 向田邦子 (原著)
テレビを買い替えたからの恩恵か。
まず、タイトルバックがいい。トルコの軍学に乗って、白地のバックに細身の明朝体で配役名が出てくる。隙間がいい。市川昆(山つきね)のゴチック体のタイトルバックも印象的だけど。
それとどうしようもない男を演じさせたら菅原謙次がいい。そう佐分利信はエンディングで「獄門島」の和尚さんをやっていましたな。
感じたこと。当時は男が浮気をするだけの生活に余裕があったのだ、豊かな日本であったのだ、ということ。今は外で畜妾できるなんて余裕のある人はほとんどいないんじゃないかなあ。
posted by 曲月斎 at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 身辺雑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月19日

常願寺川堰堤。

常願寺川堰堤.jpg
富山県の常願寺川。

富山平野というのは幾重にも扇状地が重なった平野であります。
中でもこの常願寺川の扇状地は実にきれいであります。

国土地理院の5万分の1地形図。中でも「五百石」の図幅は初めて自分で買った地図の中の1枚でした。

この時、一緒に買った図幅は四国の徳島の「桜谷」(那賀川の蛇行でできたV字谷の間に旧河道が田んぼになっている部分が数カ所)、高知の「田野々」(川ってこんなにうねるのかと思うほど。四万十川の見事な姿)、あと2枚くらい買った記憶があるけど、忘れてしまった。

滝.jpg

ということで、この前の富山行きの時に、勝手に思い出の地になっているところに立ち寄った次第。

こういう変な思い出の地があちこちにある訳で、いつかは天塩川の辺りとか、稚内の西南側の日本海側とか。

いつ行けるのかは分からないけど、ひと目見た地図から、行ってみたい土地が広がる。こんな習慣を教えてくれたW先生は、今でも女子校で教鞭をとっているそうだ。
posted by 曲月斎 at 02:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夏が来れば思い出す。

頂.jpg
さて、どこの山?



そう、富士山であります。
梅雨明け10日が富士登山のベストシーズンと言われます。
この3連休も多くの方が登山したでしょう。

特に中国人旅行客には人気だそうで、確かに数年前に富士山登山を試みた時も、アメリカの軍属と、中国人観光客が目についたのを思い出します。


広角.jpg
いかにも夏山。
雲が懸かっても好天続きのため、傘雲とか吊し雲になりませんものなあ。

でも雨裂には雪も残り、頂の辺りはまだ、寒いのでありましょう。

富士山.jpg

「田子の浦ゆ打ち出でてみれば真白にぞ」と詠まれた時にはまだなかった宝永山の火口が正面に見えます。

この寄生火山がある所為で、山梨側の三ツ峠辺りからの眺めがきれいだと言われるゆえんなのでありますが、私は個人的には薩埵峠か、大崩海岸からの眺めがスキだなあ。

夕映え.jpg

夕映え。

ご来光を仰ごうかという向きはもう、室に収まっている時刻でしょうかね。

今、真剣にブルドーザー登山を考えてますけど。
何か経験者によると、結構それはそれでしんどいものだそうであります。
急激な高度変化で高山病に成るんでしょうな。
posted by 曲月斎 at 01:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「夕映え天使」

夕映え天使 (新潮文庫) [文庫] / 浅田次郎 (著); 新潮社 (刊)

浅田次郎は長編小説もさることながら、短編の妙手である。
この作品集は2008年新潮社刊。文庫まで下りてくるのを待ってよかったかな。
さて表題作の「夕映え天使」と「切符」「琥珀」の3篇は従来からの浅田次郎風の人情短編。
「泣かせの浅田」の本領だろう。
特に「切符」にあるように、セピア色の東京を描かせたら天下一品、舞台の選び方も上手い。
あと「夕映え天使」の後半の舞台が軽井沢。
東京からの距離感が上手い、んだな。

それより、筒井康隆風というか、星新一風の展開になる「特別な一日」が新鮮。
随筆での筆の躍りが乗り移ったような仕立てで楽しい。
途中まではどうでもいい話のように見せて、土壇場でその構成が分かる。
それまでの小さな出来事がすべてつじつまが合ってくる。
井上ひさしの「十二人の手紙」を連想させるような落とし方だ。

「丘の上の白い家」はその不気味さ、どこか夢野久作の「少女地獄」を連想させる。
末尾の手紙文の部分、どうつなげるのかが、今ひとつな気がするのだけど。

「樹海の人」は一番滋味豊かな感じ。体験と創作の虚実皮膜の間を行き交う話の展開となる。
東山魁夷の日本画みたいな感じ。湿度の高い日本、朦朧体というのは日本画の手法だけど、この1篇はそんな感じ。

上記の3篇、いかにも手練れの筆捌きと相俟って結構でした。

ただ、年月を隔てて読み直して感じるものが変わるかと言われれば、そういうことはあるまい、という感じも残ります。
posted by 曲月斎 at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月17日

三島といえば鰻である。

三島に足を伸ばした。

ご同業の先達に教えを乞うと、「三島の鰻といえば、本町うなよし。これに尽きます」と断言してくれた。

Webで見ると、なるほどうなぎ屋が多い。

湧水の町三島ならではか。
本町うなよし.jpg

土用の丑も近い。そしてこの猛暑、そして鰻高騰のニュース。鰻屋の賑わう要件はそろっている。
幅1間ほどの店は鰻の寝床のように細長く、卓子の横には客が行列している。

その下で客が鰻丼をむさぼっているという図だ。

行列に待つこと約20分。卓に相席で座って、この際だからと特上の鰻丼を注文。
渋茶とおしぼりが出て、待つこと10分。間が持たないことおびただしい。

こういう場合は新香で酒というのが定石だが、車で来ているので酒は抜き。おまけに串焼き系(キモ、カワ、頭)はなし、お新香は品切れ、できるのはうざくくらいと言われては矛先もニブル。

鰻丼2.jpg

真っ先に出てきたのがうざく。
鰻が厚くて上々の味。キュウリと酢の分量がメチャクチャで酢の中をキュウリと鰻が泳いでいる感じなのが不興なのだが、鰻を食べにきたのである。鰻の味にちょっと眉間のしわが少し減る気分。

待ちに待って出てきたのがこの鰻丼。
鰻が3切れ、プラス飯の中に1切れ。ただ、フワッと飯が入っているのではなく、ギュウギュウに詰めてある感じ。育ち盛りならば、ではある。

鰻丼.jpg

飯を制覇することを諦め、局地戦にすることにする。
上の3切れで上の汁飯を食べ、中に埋まっている鰻とその周りを発掘するように食べる。

鰻はまずまずに美味い。でも、飯の量が……。

同じ特上でも今はなき中之島竹葉亭のは上品だった。
朱塗りの蓋ものにフワッとご飯。中にも鰻。
蓋の裏にはなぜか「魁」の一文字。あの意味は何だったのだろう。

肝吸いも上々、なぜかメロンとひじきの煮物と茶碗蒸し。意味不明の取り合わせだった。

店の調理場には「7月27日まで全員出勤」の走り書き。「肝吸いがない」「付け合わせのお新香、4人前ならあった」など悲壮な声が飛び交う。

店の中の伝達系統をもっとすっきりさせれば、この混雑はかなり解消されると見た。

ちなみに車を停めていた道々、評判の鰻屋の桜家の前を通った。
桜家.jpg

三島はともかく道が細い。車が多い。渋滞のイメージが強かった。

てな具合に歩いていると、なぜか心誘われる匂いが。
ホルモン.jpg

鰻屋へ道すがらに覗いた時は満席だったが、帰りは一人もいなかった。
アルコールOKなら覗いてみたかったのだが。

沼津への帰り道。清水町を通った。
不思議な雰囲気の町だった。信号が少ない、という点で。
posted by 曲月斎 at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月16日

沼津・さえ丸おじさんの店。

沼津にきている。

沼津東急ホテル在。

藤枝時代のご同業が今は沼津在勤。
のまないかということで一献と相成った。

彼はすこぶる健康的で、16日には富士登山の予定とか。毎年登っているような。
そんなことはさておき、出掛けたのは「さえ丸おじさんの店」。
さえ丸.jpg

店に入って酌み交わす酒は焼津の銘酒「磯自慢」。
酒を酌み交わしながら、当時の仕事先関係者に電話。あれこれと近況を報告し合いながら、再会を約束する。それを繰り返しながら、酒をのむ。

カサゴ.jpg
大盤カサゴの干物。沼津といえば干物である。

焼津の元看板役、顔役、同業で今東京在勤のヤツ……。
ふと酒を酌み交わしていたT君が言った。「あのころは面白かったなぁ」
「ああ、面白かった」

互いに同業でライバル同士、でも、フェンシングのフルーレのような関係。攻める前にはまず相手の攻めを交わしてからでないと攻撃権が発生しない……というような。

あるいは攻撃権の概念のより厳密なサーブルの方が近いかもしれない。
フレッシュで一気に攻め立てるにはよほどの瞬発力が必要で、その受けをしながら反撃の機会を狙うような。

そういう関係が「面白かった」と振り返ることができるのは幸せだ。

T君と会った翌日、また「さえ丸おじさんの店」に行った。
目当てのトビウオのたたきはなかったのだけど、サゴシがあった。
サゴシ.jpg

一人酌む「磯自慢」。

店の女の子は「これだけのこってもね」と1合升の上のグラスからナミナミあふれるほど、注いでくれた。

また、磯自慢を買いに、志太のなじみの酒屋にいかなくては。
posted by 曲月斎 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月15日

盂蘭盆。

新盆である。

お盆というヤツで、檀那寺に参る訳である。

本堂裏の水盤には蓮の花。
蓮.jpg

蓮の花というと、どうしても煩悩具足の凡夫は、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思い出してしまうわけで、あの小説はどうも後味が悪いんですねえ。

もちろん、水盤には睡蓮も咲いているわけで、こちらの方が小生には近い気もする。
睡蓮.jpg

で、本堂へ。
真ん中のご本尊右脇にお盆の時だけ、精霊棚が設けられて、今年の新仏さんの戒名が並ぶ訳です。

昔は手ぬぐいを三角に折って、中に米を詰め、その袋に戒名を書いて備える供米の習慣もあったのですけど、今のご時世は忘れかけられた習俗になっているのでしょう。

盆棚.jpg
切子の行灯もなくなっていました。今は浄土真宗だけではその習慣が残っているようですけど、我が宗旨でもその習慣はあったはずなのですが。

精霊棚を見ていて、4字戒名が4件、院号付きが2件。戒名など、かの「維摩居士」も4文字戒名といえば言えるのですけど、そんなところまで、気を回す方がおかしいのでしょうかね。

「しかし極楽の蓮池の蓮は、少しもそんな事には頓着致しません。その玉のような白い花は、御釈迦様の御足のまわりに、ゆらゆら萼を動かして、そのまん中にある金色の蕊からは、何とも云えない好い匂が、絶間なくあたりへ溢れて居ります。極楽ももう午に近くなったのでございましょう」

posted by 曲月斎 at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 身辺雑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする