2011年06月02日

5月に読んだ本。

いや、ひどいもんです。激減。というか、読んだけど書き込むのがおっくうで書いていない本も数冊はあるのだけど。本が読めないと何か生活が荒む感じがする。

5月の読書メーター


読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1495ページ

国鉄/JR列車編成の謎を解く―編成から見た鉄道の不思議と疑問 (交通新聞社新書)国鉄/JR列車編成の謎を解く―編成から見た鉄道の不思議と疑問 (交通新聞社新書)
ま。よくある系統の本です。でも列車を編成して運行するということは、プラレールのおもちゃとは違い、ブレーキのかかる車両、あるいは電源器のある車両をうまく組みあわせ、なおかつ路盤のこと、動力源のことを考えながら、編成しなくてはいけないというのがよくわかりました。筆者が冒頭に指摘している通り、鉄道が新橋〜横浜で開業してこの方、先の寝台特急の富士・はやぶさの廃止で、東京駅から機関車が客車を引っ張るという編成が消えたという指摘は面白いです。
読了日:05月26日 著者:佐藤 正樹
国鉄列車ダイヤ千一夜―語り継ぎたい鉄道輸送の史実 (交通新聞社新書)国鉄列車ダイヤ千一夜―語り継ぎたい鉄道輸送の史実 (交通新聞社新書)
再三の事故や事件が起こった組織ほど、その再発に懸命になるもんです。その点で船舶と鉄道はミスの集大成みたいなものです。その中でどう鉄道輸送を安全に進め、大量に速く、旅客や荷物を移送するのかというテーマに取り組んだ人々の苦闘の歴史です。勿論、コンピューターなんてなかった時代の。当時、鉄道電報や鉄道電話が果たしていた役割、各指令が藝のように捌いていたサマを見ると。頭が下がります。ただ、今日の経済優先の世の中にあって、時間のかかる長距離列車の復活はぜひ果たして欲しいことであります。かつての京都〜下関のような。
読了日:05月25日 著者:猪口 信
近代ヤクザ肯定論 山口組の90年 (ちくま文庫)近代ヤクザ肯定論 山口組の90年 (ちくま文庫)
山口組を題材にヤクザ稼業100年史みたいな感じの内容。前半は港湾荷役前史から終戦後の混乱から顔役としての存在を確率するまで。正業としての港湾荷役業と芸能興行が成功した時代から、警察というか「反社会的勢力」として追放され、地域社会との結びつきを失うと同時に、情報のネットワークを生かしての資本主義社会での「掃除屋」稼業に転身していく様子を。そして暴対法以降の「企業舎弟」からの進化を。さらに在日朝鮮人や被差別部落民と暴力団の関係まで言及して余すところなし。実によく出来た本です。お勧め!!。★★★★★。
読了日:05月24日 著者:宮崎 学
「清張」を乗る―昭和30年代の鉄道シーンを探して (交通新聞社新書)「清張」を乗る―昭和30年代の鉄道シーンを探して (交通新聞社新書)
視点は面白いのだけど、どこからどこまでが引用なのか、話が次に進んでいるのかがすごく分かりづらい。連載だったのか、話に重複感もある。いい狙いなのだけど、すごく読みづらい本です。企画自体は面白いし、作者の視点には拍手。
読了日:05月19日 著者:岡村 直樹
日本史再発見―理系の視点から (朝日選書)日本史再発見―理系の視点から (朝日選書)
個々の数字を元にして推論していく。この手法は去年ベストセラーになった「デフレの正体」に通じるものがあります(というかこの本の方が先なのだけど)。前半は車の文化に就いての論考、後半は磐城相馬藩の人口動向をカギに米の収穫高との相関関係の論考。どちらも実数を根拠にしての立論なので、非常に説得力があります。特に後段の人口動向と年貢の増減の考察は、今の少子化社会の問題とも共通するものがあり、ちょっと前の本ですけど、今でも示唆に富んでいると思います。良著。
読了日:05月18日 著者:板倉 聖宣

読書メーター


posted by 曲月斎 at 10:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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