2011年05月19日

警固・寺田屋のすみ処

もう小田君が独立して何年になるだろう。

元々は大名の「寺田屋の二階」という店を任され、切り盛りするうちに、その才覚を認められて店舗を譲られ、のちにこの警固に「寺田屋のすみ処」なる2号店を出すまでになった。小田2.jpg

実に豪快な男で、あれこれ無理難題も応えてくれる。

ただ板前としては以前は致命的な欠陥があった。
というのは白身の魚とかは置かず、エビ、カニ、貝類など、甲殻類の店だったのである。そんな彼も進歩して今では何でも吟味した魚がそろう。

小田3.jpg
炭火の前には配下。
やはり、この店では「さがり」「馬ひも」などなど、おいしいのである。


posted by 曲月斎 at 14:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

閉店当日。

先日、歩いていたら、これも和田の師匠の紹介で知り合いになったYさんが教えてくれた店を思い出した。

「奉天本家」なる店である。
奉天1.jpg
何しろ古い店構え。
床は脂で滑りそうになるくらいツルツル。
でも餃子とラーメンがおいしかった記憶があった。

で、のぞいてみるとこんな張り紙。
奉天2.jpg

ちょうど閉店の日だった。
中は名残を惜しむ常連さんでいっぱいだった。
ビルの建て替えなのだろうか。
また1軒、知っている店がなくなる。
posted by 曲月斎 at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

福岡・天安

福岡で忘れられない店である。
法務局前の交差点にある天ぷら屋さん「天安」である。

この店は死んだ先輩のYさんがご贔屓で、11月の出張の時には数度、足を一緒に運んだものだ。
差し違えの伊之助もご贔屓で、いつも大入り袋と番付が飾ってあった。

すでに鬼籍に入ったYさん、Sさんは決まって帰京前には先代のオヤジさんに魚河岸で買いだしを頼んでいた。

さて、久しぶりに行く。
風の便りに先代が亡くなったと聞いたが、当代に聞くと「もう5年になります。おふくろが死んでもう3年」とのこと。
天安2.jpg

その昔、西鉄ライオンズがまだ平和台球場にいたころのこと。三原脩監督は子息が天ぷら屋になるのに際して、その修業先の世話を先代に頼んだなどという昔話をYさんから聞かされたものだ。

天安3.jpg
いつもここは天ぷら定食を頼むのである。
時期になれば「ふぐ」も天だねに加わる。それとほかではあまり見かけないのだが、なぜかおいしいのが「豚」。なぜか天ぷらにキチンとなっているのである。

天安4.jpg
あれこれと考えているうちに、「さあどうぞ」と目の前に盛り合わせが出てきた。
気取らず、でもおいしい。

カウンターの隣には、泉下のYさんや、Sさんが座って歓談しているような気がしてならなかった。
posted by 曲月斎 at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

福岡・柳橋連合市場。

空港のお土産品売り場の充実度は、1に札幌千歳、2に福岡だろう。
空港でおおよその用は済んでしまう。
でも、福岡に出かけたらぜひ立ち寄りたいのが柳橋連合市場である。

今回も帰り便の出発前にササッと立ち寄ってきた。
柳橋.jpg
福岡、博多の台所とも言われるこの市場。
店がアーケードにそって軒を連ねている。

入り口.jpg

およそそろわぬモノはないだろう。
天ぷら.jpg
博多のうどんには欠かせない丸天や平天を売っているてんぷら屋さん。おきうとも見える。


魚屋.jpg
地魚も豊富で色鮮やかな気がする。
馬刀貝を大きくしたような「揚げ巻き」という貝も売っている。
担いで帰りたいのは山々だが、飛行機の機内に持ち込むには鮮魚はいささか抵抗感がある。

アゴ.jpg
入り口のお茶屋ではいつも「焼きアゴ」を買う。
博多雑煮を作る時には欠かせないといわれる出汁の素。
一晩、水に浸して戻す。
確かに上品な味がする。

そして。
幸村英.jpg

一番の目当てはこの店。
辛子明太子といえば「幸村英商店」である。

支店はなく、この柳橋の市場の店だけ。
アルコールで滅菌したような臭みや、仇塩っ辛くないこと、適度な辛さと申し分ない。
この店を教えてくれたのはYさん。
何ごとにも一家言の持ち主で「それはですねえ」が開口一番の決まり文句だった。

今回も切り子を数個買って帰ってきた。
相変わらずのうまさ、飯が進むので用心用心。
posted by 曲月斎 at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

福岡・かつえだ。

福岡に出かけるとなると、真っ先に思い浮かぶ食べ物屋というと平尾北の「かつえだ」である。

ここはとんかつ屋さん。でも「ちゃんぽん」が名物だ。
かつえだ1.jpg
ちゃんぽんというと、リンガーハットか、長崎の吉宗くらいしか思い浮かばないのであるが(関東人にはあまりなじみのない食べ物なのである)、今となってはここのこのひと皿を思い出す。

最初に教えてくれたのは、和田の師匠の紹介で知り合ったYさん。
実にいい店を教えてくれたものである。

厨房の奥を覗くと、野菜や具を炒め、そこにスープを入れ、チャンポン玉を入れ、茹であげて、皿に取り分けていく。実に手際のいいことである。

そして忘れてはいけないのはポークソテー。
かつえだ2.jpg
素朴で昔懐かしい感じのバターソースが添えられたポークソテーは和辛子がよく似合う。

キャベツにこのソースを絡めて食べるとまたうまい。

夕方5時の開店には数人の行列が出来ていたが、むべなるかなと思う。
気持ちのいい店である。
日曜定休。
posted by 曲月斎 at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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