今年何度目の名古屋だろう。
とりあえず、現場に行き、段取りを確認して夜は転居した英吉利西屋へ。
もうこの店は榮界隈で3軒目になる。
通い始めた頃は軒傾くビルの地下1階。かびくさい店だった。
ビルの解体で立ち退きということになって、2軒目は名古屋証券取引所裏のビルの2階へ。
そしてそのビルも再開発ということで、今度は三蔵通りの雑居ビルの地下へ。
それにしてもいずれもハーフチンバーの内装、広いカウンター。店の内装は変わらないので、店が転居したような気にならぬ。
引っ越しの度にきちんと補償金を取り立てているのであろう。マスターのMさんは関西人、したたかではある。
同じ屋号の同じ業態の店が伏見にもあるが、行きつけの方は今は三蔵通りの方、である。
行く機会もそうはないのだが、祝いも兼ねて「イエロー ローゼス オブ テキサス」の15年を入れる。

ここはバーテンのA君が口うるさいマスターのMさんによく仕えて、長年の顔になっている。
Mさん曰く「最近は売るモノがなくなって。おいしいウイスキーがなくなった」
でも商売は続いている。
木曜の夜は同僚に袖にされたので、一人で光村へ。
遅い時間だったが、気持ちよく迎えてくれた。
この前持ち込んだ、栗粉餅を喜んで呉れ、この日は佃島の田中屋の海苔の佃煮が手みやげ。
江戸前の女将がよろこんでくれた。
この日は時節の「牡蠣の天ぷら」が美味。
あんな水っぽいものがどうして天ぷらになるのかと思うのだが。
衣はさっくり、中の牡蠣はジューシーで、フライよりもソフトな口触り。
軽い。正宗が美味かったのはいうまでもない。
というような訳で、仕事を終えてきょう帰郷。
帰りののぞみの車中はC席。A,B席の2人連れがこれでもかというくらいに携帯の端末の話を繰り返す。全然興味も持てず、門外漢の小生には雑音でしかなかった。
どうでもいいけど、ノートPCで仕事している小生の目の前で車内販売のビールを買うなら、ひとこと「前を失礼」くらい言えないのかね、諸君。
もっとも小生のいびきの方が五月蠅かったかも知れない。意識は掛川から小田原過ぎまで不明だったから。
新横浜駅。まだ20時前だというのに、脱兎の如く駆け出すサラリーマンあり。終電でもなし、何でもなし。あんな姿を見ると逃げているのかと疑いたくなる。
ということで明日からは下総。