2010年09月22日

表章さん。

お姿は何度も、能楽堂で見掛けたけど、声を掛けられたのは1度。

法大の能楽研究所でのことだった。

江戸時代の番外の謡本の研究で、原典を当たりにいったときのことだ。
「しっかり勉強してくださいね」と見ず知らずの若輩に声を掛けてくれた。

氏は能の研究では第一人者にて、横道萬里雄氏と共著で出した旧版の岩波古典大系の謡曲集上下は今でもその研究の考え方、手法として今に通じる内容。

そんな研究が戦後の混乱期に芽生えたと思うと、羨ましいような、妬ましいような、また畏敬せざるを得ない現実と。

ともあれ、氏の冥福を祈るばかりである。
著書は極めて……、なのだが。


posted by 曲月斎 at 01:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 点鬼簿控 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

某月某日。

某日。
一日、何もしない日を作ることにする。
本当は次の現場に移動しなくてはいけないのだけど、体が言うことをきかない。
惰眠と言う言葉があるが、動けない。

秋の彼岸とあって、墓参。遠戚がすでに墓参したらしく、小菊が1本ずつ供えられていた。

こういうのも浮世の義理の一つ、である。
檀那寺への供物は最中アイス。何しろ、暑かったから。


某日。
知人が過日入院。その見舞い返しに何がいいかとの相談。
五体満足の退院ゆえに、その店に脚繁く通えばいいだろうと言ったのだが、得心のいかぬ様子。
ならば菓子でも送るがいいと、恵那・寿やを改めて照会。

こうやって地方の文物は中央にしられていくのであろう。
まさにまれびとの力、というべし。

某日。
「藝の秘密」読了。
わざと、このブログでは「芸」という字を単独で使う時には「藝」としてきたが、藝というキーワードである意味、日本の近代化の歩みを切り取ろうとする試みは新鮮だった。
ただ、終盤に行くにつれ、話が既出のものと重複する感が否めないのは残念。
posted by 曲月斎 at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 身辺雑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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