2009年05月21日

御殿場線

御殿場線の沼津〜御殿場間に初めて(たぶん、だが)乗車した。

沼津の駅は昔の東海道本線の駅の風情が残っていていい。高架駅にする話もあるのだが、そんな慌てることもない気がする。

で、御殿場線。

富士山の東側、箱根山の外輪山を巡るように登っていくこの路線。ご存じの通り、旧東海道線の一部であった。

そんな歴史はともかく、富士山が目の前に迫ってくる景色はいいもんだ。2009052117010000.jpgこの写真は入れ替えで延々と停車した富士岡駅でのもの。

宝永火口が真正面に見え、まだ雪を頂く姿が麗々しい。
登ると馬鹿みたいな山なのだけど、遠くで見る分にはいい山である。

で、御殿場線。
確かに上り勾配の連続で、今の電車ではたいしたこともなかろうが、蒸気で牽引していた時代は今よりも路盤改良が進んでいなかったことを考え合わせても難所だったのだろう。

ちょうど読み終わったのが講談社現代新書の「線路を楽しむ鉄道学」(今尾恵介著)。なかなかにおもしろかった。


posted by 曲月斎 at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

焼津・三福の朝飯。

2009052109130002.jpg一日の生活はまず朝食から、というが日常、朝飯を食べることはない。
そんな習慣になってしまって久しい。

肥満解消には規則正しい生活、というが、そうも行かないのが世の習いであろう。

昨日の晩は信州飯田から御殿場への移動中、焼津に泊まった。かねてご存じの街、宿はワハハ本舗の面々の定宿としても知られる「旅館三福」である。

この日、通されたのは奥まった一部屋。トイレ(朝顔と和式の両方ある)に洗面台、廊下が回って次の間付きの部屋であった。

0時過ぎに宿に入ったのだが、女将が起きていてくれ、「どうせすぐには寝られないのだろうから」と缶チューハイ2本とウーロン茶の2リットルパックを持ってきてくれた。こういう心遣いがうれしい。

博多の鹿島本館と違い、天井の隙間なんて気にする必要はない。楽々と足を伸ばして寝た。朝は朝で「お風呂に入れるから」との一声。朝風呂なんて何年ぶりだろう。気持ちよく湯船に浸かり、手足を伸ばした。本当に気持ちがいい。

で、この旅館の目玉は朝食のすばらしさである。
焼き魚(この日は鯖の麹漬けだった)に一品、卵料理(この日は目玉焼き)、納豆に海苔(味付け海苔ではなく焼き海苔である)という具合。みそ汁はたっぷりどんぶりに入ってくる。こういう飯を食える朝を幸せと言わずしてどうしようか。

という満足感に充ち満ちた上で、理容館に向かったのである。
posted by 曲月斎 at 19:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

信州飯田行

信州飯田に行ってきた。
とんでもなく時間的に遠い。

2009051916260000.jpg鉄路で東京から行こうと思うと、中央本線の岡谷乗り換えで飯田線。約5時間の鉄路である。困ったと思っていたら、なぜか高速バスがあった。横浜から。第三京浜〜環8〜中央高速という道筋。途中、甲斐の山々の夕映えが見えたし、突然現れた光まばゆい街が諏訪だったのに驚いたり、吉良上野介の息子が流された信州高遠ってのはこんな遠くだったのかと思ったり。横浜そごうの1階から乗って、飯田まで4時間50分。ま、よしとしなくてはなるまい。

で、仕事が終わって、今は次の仕事場の静岡に向かっているのだが、この経路は飯田線しかない。この鐵道が約2時間に1本ペース。

午後4時23分に飯田を出て、天竜峡で乗り継ぎ、豊橋に着くのが午後8時過ぎというから恐ろしい。でも考えてみれば尾根一つ向こう側は元の仕事場。静岡県榛原郡川根本町である。南アルプスの西と東、なのであった。海があればいうことないけど、それにしても緑の山並みが見える風景というのは、四角い空しかないエリアと違って心地よい。

飯田線は途中、通学の高校生の群れが乗っては下りを繰り返していたが、車窓に流れる景色は美しく、何とも心和むものであった。

天竜川はやはり見事な川である。

飯田線というと、思い出すのが映画「点と線」の幕切れ間際の場面。一応、推理ものだから委細は省くが、犯人役夫妻の山形勲と高峰美枝子の会話で、結核持ちの夫人がこんなせりふをいう。「飯田線はどこからだったかしら」「中央線の岡谷だろう」「飯田、天竜峡・・・。谷間を縫うように小さな列車が走っているのね」みたいな会話だったと記憶する。谷間を縫うように走る列車は2両編成。「為栗」「鶯巣」「大嵐」珍読駅名のオンパレードであるが、谷間の平地ではまるでバスのように駅が続く。こりゃ江ノ電並ですよ。

2009052019080002.jpgこういう路線も大切な住民の足。黒字のJR東海はもっと気合いを入れて運行してほしいものだ。ところで待避線もない単線のこの線で走る特急というのは詐欺ではないか。ただ駅に止まらないというだけなのだから。とよけいなことを考えているうちに、愛知県に入った。三河川合という駅。ここで入れ替えのため15分待ちである。
posted by 曲月斎 at 01:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 街角辻辻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国歌大観。

2009051912130001.jpg妄執なのだろうか。

まだ、国文学専攻の学生だったころに、この本の刊行は始まった。「国歌大観」である。
その昔、ともかくも和歌に番号を付けて読みを統一しようと刊行され始めたこの本。当初は正、続の2巻本だったのだが、この新装版の時には5巻10冊の計画だった。

1巻目に勅撰集、2巻目に私撰集(万葉集は私撰集だからこの巻に入る)、ってな具合に、私家集などなど続々と出て、5巻が出た時には「2期」と称してさらに5巻10冊が刊行されることになった。

刊行されます、といっても1冊が当時で3〜4万円のしろもの。ハイそうですかと買う訳にもいかず、6巻目で挫折していた。確か版元の角川書店に勤務していた先輩の伝手を頼って社員割引で購入してもらっていたのだが。

で時は流れる。遣うあてなどないだろう。でも、手元にない7〜10巻が気になっていた。で。思い切って買ってしまった。

古本で今、10巻20冊揃いで2巻分ほどの値段だった。要はこんな置き場所に困るような本は今ははやらないのである。しかし、基本図書。需要はある。国文学を志し、さっと和歌の一つも検索できるというのは実にいい。

手元に届いてそれで満足、なのかもしれない。もう20年越しの「胸のつかえ」だったのだから。しかし時代は流れた。CD版だと一発で検索も出来るし、便利に決まっているので、こちらは今も古書市場では30万円は堅い。でも手元に措いたという満足感は得られないだろうと思うのだが。無用の用だと独り言い訳をする。
posted by 曲月斎 at 01:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 積本抛讀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キュウリの花

2009051911550001.jpgベランダのキュウリの苗に早くも花が咲いた。

5日間、家を空けたら、てんでに勝手な方向に伸びてしまい、このキュウリに至っては隣に植えたニガウリにからみつく始末。からみつかれたニガウリはどうも元気がない。

黄色い花はきれいなのだが、雄花なのである。雌花がないのに雄花だけ咲いても詮ない話なのだが、何かけなげできれいだった。

そういえば、蒔いたササゲの芽が伸びて、本葉1、2枚になってきた。こうなると間引きをしないといけない。せっかく芽を出したのに、申し訳ないのだが、少し減らした。精一杯伸び始めたところだったので何か哀れになってしまった。

緑のカーテン実現までの道はなかなかに遠い。
posted by 曲月斎 at 01:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 身辺雑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。