2009年02月28日

「へうげもの 8服」

へうげもの 8服 (8) (モーニングKC)
「へうげもの 8服」

待望の新刊だったけど、少し間だるくなってきましたな。
話の結構が元のサイズのままなのに、登場人物と話のプロットが多くなりすぎてきました。つまり材料過多。
元からそういう指向の作者ではありますが、その辺が読んでいて疲れる原因になります。
どこで話を切り上げるのか難しい問題ではありますが、話の筋立てをもう少し簡素化しないと自家中毒を起こすような気がします。

というワケで……。
posted by 曲月斎 at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月27日

「私の文学漂流」

私の文学漂流 (ちくま文庫)
「私の文学漂流」(ちくま文庫)
死んだ作家の新刊というのも変だが、また見付けてしまった。

この本自体は氏の文学全集の月報として連載されたものをまとめた1冊で、戦時中に体の弱い青年が読書の楽しみと出会い、やがて自分も小説を書くようになり、同人誌を出し、文芸誌にたまに載るようになりながらも、4回芥川賞の候補になりながら縁なく、夫人が先に受賞し……。ともかくも自身も太宰治賞を取り、「戦艦武蔵」などで菊池寛賞を取り、作家としての地位を確立していくまでの回顧だ。

ウィキには「人物の主観的な感情表現を省く文体」が特徴と上がっているけど、その故にか僕には読みやすい作家の1人だ。小柄ながら気骨のある語り口が印象深い。

そんな氏の自叙。すすっと読んでしまった。と同時に、氏の随筆やこの手の本を読むたびに思う。こんなに「小説家」という商売にしがみついて生きていく根性は自分にはない、と。
posted by 曲月斎 at 00:40| Comment(1) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月23日

「戦国仏教」

戦国仏教―中世社会と日蓮宗 (中公新書)
「戦国仏教―中世社会と日蓮宗」(中公新書)


かなり気合いを入れて読んだのですが、この本を面白いと思える人はかなり法華経の教義について知悉していないと無理です。

というのは、日蓮の弟子らは師の教えから分派独立を繰り返しています。もともと論争をものともせず、他宗を攻撃することをもっぱらとしてきた教義のゆえもあるのでしょうが、法華経二十八品の前段部と後段部の価値を巡っての論争−−「本迹一致」か「本迹勝劣」か−−などの話や、現実主義者の僧(日有を挙げている)と理想主義の僧(日親を挙げる)の対立から、受不施、不受不施などの論争など、想像を絶する展開をこの宗旨は経ている。

もちろん、そういう経緯を知らなくてもいいのかもしれないけど、本書の著者はそういうことを知悉した上で、書いているわけで、地方への広がりや、東国と京、さらには九州へと交流を通じて宗旨が広がっている様を丹念に史料を駆使して描いているのだけど、喉に刺さった骨のように、ここの宗旨の上記の特質が引っ掛かる。

そも新書に書くことにはかなり厳しいテーマだったのではないか。今ひとつ得心のいかないままの読了となった。
posted by 曲月斎 at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旅ごころ #2

zuhuku.jpg旅心が膨らむに任せているのが一番楽しい。
いろんな動機で遍路に出ようと思う人はいると思うけど
自分の場合には句読点、かな。
前回、四国をめぐった時は長年続けてきた仕事の分野から、足を洗う時だった。
そして今回。
ま、節目を付けたくなったのかも知れない。
まだ、時間も金策も立てている訳ではないけど、何とかここで、点か丸を打っておかないと、またずるずるとしてしまう気がする。

で、思いついたのが小豆島だった。

市川團蔵が播磨灘に投身したのは本四国を打ち終え、島四国を回った後のこと。何もそんなことをするつもりはないけど、島四国って言ってみたいと思う。
map.jpgで、出掛ける時に確認するのは地図。
こういうときに、日本という国では国土地理院というところが地図をあまねく発行しているので、これを見るに限る。
ここに上げたのは2万5千分の1の「寒霞渓」の一部。車で出掛けるとすれば姫路からの航路で上陸する福田港ということになる。

何か、地図を見るだけでも、何か風景が見えるようじゃないですか。

都会なら2万5千分の1の地図をそろえている店もあるけど、静岡では無理なので、近所の本屋で取り寄せてもらうように頼む。とどくのに1週間くらいかな。図幅名でいうと「寒霞渓」「小江」「土庄」「草壁」に「五剣山」。2万5千で5枚。今、自分が回っているエリアだと19図幅分くらいある。何とか車で回れるでしょう。

で、高速で行くとなると、便利なのがこの「高速日和」というHP。
どうも、自宅最寄りのICから姫路のICまでのルート、予測時間、料金が出てくる。ざっと4時間半。ETCの夜間割引を使えばざっと4500円。自分の運転能力を勘案すると6時間として何とかなるかな。

dai8_oribu_maru.jpgそこから姫路から福田までは四国フェリー。何でも、10%オフのサービス券がインターネット上には置いてある。プリントアウトするにしくはない。

あれこれ考えつつ、旅心はまた膨らむ。

posted by 曲月斎 at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 辺地遍路 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「日本の15大財閥」

日本の15大財閥―現代企業のルーツをひもとく (平凡社新書) (平凡社新書)
「日本の15大財閥―現代企業のルーツをひもとく」


あとがきにこうある。
「財閥に関する書籍は「狭く深く」書いたものが多く、広く浅く書いたものが少ない。戦国大名一覧や武田二十四武将特集みたいなノリで、財閥企業を語れないかという不謹慎この上ない考えで、筆者は今この文章を書いている。また、財閥研究というと、だいたい江戸時代から第二次世界大戦の敗戦までしかフォローしていない。しかし、現代企業にまで話を拡げ、そのルーツがわかってこそ、妙味があるはず。あの企業とこの企業が同じ系譜を引いていたということがわかれば、企業に対する見方も変わってくるのではないかというのが、筆者の考えである。」

言い得て妙。
財閥とは、という定義は「富豪の家族、同族の封鎖的な所有、支配下に成り立つ多角的事業体」というものだそうだ。普通は財閥解体の時の10大財閥+日産、日窒、日曹、森、理研の5大コンツェルンを指すが、筆者は現代への影響を勘案して、10大財閥+鴻池、野村、旧鈴木、日産を取り上げている。戦後、6大都市銀行系列に再編され、さらに今は統廃合が進んでいるのは周知の通り。

企業の寿命は30年というが、こんなに命脈を保っている伏流水があるのか、と思い知らされるような発見が確かにある。

この本からさらに深く知りたければ、次のステップにいけばいい。レファレンスのような好個の1冊である。 新書とはかくありたい。
posted by 曲月斎 at 01:38| Comment(1) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月18日

ロウバイ。

roubai.jpg
川根本町に先日出掛けた。
梅地の接岨峡温泉まで足を伸ばした。
ここの温泉は実にひなびていていい。

で、車を止めようと、ふと見ると庭先にロウバイが満開だった。
パラフィン細工のような黄色の花びらが透けて見えた。

「バイクの衆が多くなったで、もう春だねえ」「ホント、日が長くなったよね。もう3時だというのに、日が当たっているだもんねえ」てな暢気な会話がいい。

ロウバイ。久しぶりにじっくりと見たもので……

この日はオヤジどのの祥月命日。仕事で墓参りはお袋さまに任せたけど、オヤジが死んだ後、寺に寄付した梅の苗がすっかり育って満開になっていたって言っていたっけ
posted by 曲月斎 at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 街角辻辻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月16日

「小豆島八十八カ所ガイド」

小豆島八十八ヵ所ガイド―詳細ドライブ遍路地図付き
「小豆島八十八ヵ所ガイド」

小豆島の霊場協会が送って下さったのが上記の本。
パラパラとめくると、地図も付いていて、親切な1冊。
一緒に巡拝案内や地図も送って下さった。多謝。
ちなみに送料込みで1800円。
また、旅ごころ膨らむ。
あとは時間をどう作るか、ですな。

同じ、出版元から以下の本も出ているようで。
伊予大島八十八ヵ所ガイド―しまなみ海道島四国遍路
「伊予大島八十八ヵ所ガイド」


こちらは分からないけど、今年の巡礼の日は4月の16、17、18日になるのかな。
一応、ご参考まで。
posted by 曲月斎 at 15:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 辺地遍路 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「対談 昭和史発掘」

対談 昭和史発掘 (文春新書)
「対談 昭和史発掘」

一番、面白かったのは城山三郎との対談。
対談自体は1975年に行われたものなのだが、実に歴史は繰り返すというか、政治家という人種の感度の低さが昔も今も変わらないのだな、とよく分かる。

話題にしているのは震災手形の処理から金解禁、高橋是清の暗殺くらいまで。
中で、金解禁直前に渡米していた日本の財界人が米国経済の我が世の春を見て帰国、大恐慌の事態が起きても「それは株式市場のことだけだろう」と言った話とか、政友会と民政党の政争の間に、鈴木商店の倒産が起き、台湾銀行や十五銀行の破綻という方向に波及していく状況があまりにも今の姿に似ている。

その辺りを頭に浮かべながら読んでいくと、非常に面白い。まさに写し絵そのままだから。

五味川純平、鶴見俊輔との対談は想定の範囲。昭和史発掘の番外としている「穏田の行者」と「お鯉事件」は別に面白くもないので、読み飛ばすことも可。
posted by 曲月斎 at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月15日

五来重。

四国遍路の寺 上
「四国遍路の寺 上」


旅心、というと五来重の本が気になる。
この2冊は四国巡礼という習俗がどんな淵源を持っていたのか、という考察と実証を巡らした本。以前は角川新書で発刊されていて、品切れ続きだったけど、どうも文庫化されたらしい。内容はたぶん同じだと思う。

四国遍路の寺 下
「四国遍路の寺 下」


四国を巡礼していたとき、本当に役に立った1冊だった。
何が役になったかというと、古代の修行者が「行道」という考えを強くもっていたことを繰り返し繰り返し説いている。そして今は訪れる人も少ない奥の院にこそ、信仰の原形が残っているということ。そして御詠歌にも意味があるということなどなど。
振り返ってみると、鶴林寺の奥の院や、弥谷寺の裏山の石割禅定などなど、奥の院の方が印象に残っていたりする。



同じシリーズで、
西国巡礼の寺 (角川ソフィア文庫)
「西国巡礼の寺」


「西国巡礼の寺」
が出ているけど、こちらも本尊の意味するもの、また花山院以来の伝統についてあれこれと点綴するのが知的好奇心を刺激してくれる。



文学と民俗を語る〔対談〕 (宗教民俗集成)
「宗教民俗集成」


そういえば、この本[「宗教民俗集成」は8冊揃いなのだけど、つい衝動買いをしてしまった。
身辺に変事が迫ってくると、この五来重の本が読みたくなるのはなぜなのだろう。
posted by 曲月斎 at 02:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 辺地遍路 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月14日

「悶々ホルモン」

悶々ホルモン
「悶々ホルモン」


なぜか天下のスポニチが裏一面を使ってダイダイ的に取り上げていた1冊。

志太榛原のこのエリア、水も空気も空も食い物も美味くて何も文句は基本的にはないけれど、なぜかホルモン焼きがない。ホルモンの串を扱っている店がない。

人に会うたびに「シロが食べたい」と聞いて廻っても、「シロって何?」状態なのだから致し方ない。ああ、わかばのシロが懐かしい。

というワケで、東京を中心に広汎に広がるホルモン屋、モツ焼き屋のルポである。余り食べ物に関しての筆致は上手とはいえないけど、何軒かを知っている身としては、煙の中でそういう一団が巣くって居ても不思議はないし、若い姉ちゃんがなんでおぢさんの聖域モツ焼き屋に居るんだという感じではあるのかもしれないけど。空気の写し方は上手い。

ま、首都圏モツ焼きガイドブック兼ルポかな。なぎら健一のような筆致はもちろん望むべくもないのはお断りしておく。
posted by 曲月斎 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

案ずるより……

島四国の一件。

小豆島霊場総本院に電話したら少し事情が分かってきた。

1)本院は土庄だけれども、上陸したところから時計回りに巡礼すれば十分可能である。
−−というのは、東日本から行くとなると、日生か姫路から船に乗って島に行くのがいい。すると島の東部に上陸することになる。
島を半周して土庄まで行くのは非効率だ。
聞くとフェリーの乗り場の2階に遍路洋品などは売っているのでそこで対応すればいいらしい。ちょっと安心

2)ガイドブックは?
総本院で扱っているらしい。1冊1000円である。で、納経帳は小豆島の場合、各寺で染筆する部分は印刷したものが主流らしい。朱印ポンポンで終わる。もちろん、自筆も可能らしい。

ということで、ガイドブックを送ってもらうことにした。
すでにAmazonで平幡良雄の本も手配した(ま、この人の本はもう1971年版と古いのであまりあてにはできないのですが)。

ともかく「旅ごころ」また少し膨らむ。追記
posted by 曲月斎 at 09:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 辺地遍路 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月13日

春一番。



という訳で、きょうは春一番が観測されたよし。

身の回りでも春一番が吹きました。

posted by 曲月斎 at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 天象乃音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

蛭ケ谷の田遊び

niwabi.jpg相良の「蛭ケ谷の田遊び」を見物に行った。
田遊びは農作業の始まる前に、1年間の農作業の所作をして五穀豊穣を願う祭りだ。ここのは杉の葉で作った「ホト」という人形が出てくる。稲の精霊だという。
祭りが始まってしばらくはほとんど無言の結界の所作が続く。かたわらでは火が赤々と燃やされる。刀や鑓、杵を持った男が次々と同じような所作で結界していく。

その後は田おこし、麦搗き、田植え、稲刈りとささっと続くのだけど、これも田おこしが大変。くわで田をおこした後、「湯漬けに致そう」と山のように盛り上げた白飯の前で延々と所作が続く。さらに、杯のやりとりになるのだが、3人の登場人物が9献に及ぶまで続くのである。

taitsuri.jpgあと、不思議だったのは鯛釣り。孕み女と男が出てきて、その場所から男2人が鯛を釣り上げるという。西宮大明神だから鯛釣りでもいいのだけど、農業の所作が続く中で、この番組は何だったのだろう。

ま、起源がよく分からない。笛や太鼓の囃子事は一切なし。唄といっても唱え事に近い。呪文のような感じだ。講唱というべきか。ま、不思議な田遊びを見物することができた。
posted by 曲月斎 at 11:13| Comment(1) | TrackBack(0) | 街角辻辻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おーりとーり

44084.jpg島つながりで思い出したのだが、
沖縄にこの時期、仕事で何年か出掛けるのが続いた時期があった。

定宿は決まって、那覇港そばのホテル。ホテルナハ港。

元々、先島(特に八重山)からのお客さんが多くて、島内一周郡市対抗駅伝や、中学総体、高校総体などがあると決まってこの宿を八重山勢は使っていましたな。で、店の看板は「めんそーれ」ではなく八重山弁の「おーりとーり」でした(ちなみに宮古だと「んみゃーち」ですかね)

新聞も沖縄タイムス、琉球新報に加えて八重山毎日。

そんな宿にはやり投げの日本記録保持者溝口和洋が合宿に来ていたりして結構面白い宿だった。
最初は琉大農学部の学生さんがバイトで夜のフロントに来ていたのに、いつの間にか昼間の従業員さんと結婚していたけど、その後、どうなったかなぁ。

久しぶりにホテルナハ港を覗きに行ってみたくなった。

ま、20年以上昔に新築だったのだから、今の姿は推して知るべしなんだけどね。
posted by 曲月斎 at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 街角辻辻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「富士山」

富士山―聖と美の山 (中公新書)
「富士山―聖と美の山」

部屋の窓から富士山の頂が見える。
今の時期は白い雪を被って、なかなかにきれいである。

そんな富士山の話を比較文学者が書いた1冊。
古代の人の見方を高橋虫麻呂の長歌や、駿河、甲斐の国の国守らの記録から読み解く。中世に至って、実際に登攀した人物が現れ、信仰の対象となったときに、神話時代の女性神木花咲弥姫命と、密教の中心大日如来の変じた姿とされた男性格の浅間大菩薩の存在に揺れを見、また街道の紀行文に当時の人々の心を読み解くなど、手法は面白い。fuji-r150.jpg
でも、何か総花的で、「聖と美の山」と銘打った本の割には、何か奥行きがないのが残念だ。ま、こういう本にならざるを得ないのが新書の宿命ではあるけれど。

もう少し、書きようがあったのではないのかなあ。すらすらと読めてきれいな出来の本ではあるのだけど。

で、お気に入りの富士の景を1枚。

posted by 曲月斎 at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月12日

島四国、かぁ。

reijomap1.gif

ちょっと旅ごころ、である。
四国を回ったのが2年前。
サラリーマンの身ゆえにあんなドカッと休みをとるというのは難しい。ましてこのご時世である。

で、ふと思い出したのが島四国。
小豆島の島四国である。

土庄から時計回りに回って車で3泊4日くらいらしい。
我が愛車ジムニーシエラはこういうときには実に結構な車である。
四国はCB400sfで回ったけど、今度は車でも悪くない。
調べてみると、総本部というのが土庄にあるらしい。で、札所の委細はこのページが詳しい。

でも、市町村合併でどちらもリンク切れになっているみたいだし、ちょっと情報が少ないのが困る。

今の住まいからだと、日生まで行ってフェリーで渡航。ということになるのだろうが。何とか休みが作れるかな。

人生、ときどきリセットしないと壊れてしまうから。
posted by 曲月斎 at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 辺地遍路 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月06日

2/6買ってきた本。

戦国仏教―中世社会と日蓮宗 (中公新書)
「戦国仏教―中世社会と日蓮宗」

衝動買いです。
ちょっと面白そうだったもので。
posted by 曲月斎 at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 積本抛讀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「病が語る日本史」

病が語る日本史 (講談社学術文庫)
「病が語る日本史」
 東京の主治医3人に受診のために、上京する車中で読み飛ばした1冊。
 最近、鳥インフルエンザの脅威が語られることが多いが、この流行性感冒が奈良時代にはすでに日本に上陸していたという記録が残っているとは驚いた。
 さらに平安時代の藤原道長が糖尿病で、あるいは武田信玄、徳川家康が胃癌で、また篤姫で名を売った徳川家定や家茂が脚気で亡くなっただろう話、また天然痘や麻疹の猛威、コレラや赤痢、梅毒といった病気が次々と襲っていった歴史は実に興味深い。実際、脚気などそう大した病気という認識はなかったけど、実は脚気衝心までいくと重篤な病となることが初めて分かった。
 あと、西郷隆盛の首なし死体で、本人と確認した理由の一つが寄生虫に感染していて腫れ上がっていた睾丸、というのは興味深い。また、消えた病気ということで疝気、癪、中気、中風、腎虚を挙げているが、その謎解きと講釈も面白かった。
 確かに病気にも文化史がある。元々は「大法輪」の連載だそうだが、それにとどめておくのはもったいないとした講談社の編集者は慧眼だ。
posted by 曲月斎 at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする