2007年10月24日

好きな橋

大井川橋.jpg自動車で走っていて、好きな橋というのがあります。

東海道の難所といわれたO川。ここは上流から河口までいくつもの橋が架かっていますが、今、一番気品があると思うのがこの橋。

S市と旧K町を結んでいる橋であります。

トラス橋というのは何か気持ちいいんですけど、この橋はトラスの高さといい、上部構造の丸みといい、適当で美しい。

走っていて、何か楽しくなる橋であります。

posted by 曲月斎 at 02:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 街角辻辻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

赤福 恋し

apology.gif伊勢の赤福餅が今、製造停止処分を受けている。
やっていたことは結構えげつない。
こういう処分も今の法律では仕方ないんでありましょう。

しかし。やったことの善し悪しは別にして、やっぱり赤福餅が食べたい。
賞味期限が何日、といわれても、別に臭くなっていなければ食べるし、おかしかったら食べない。それだけのことではないかと思うのであります。なまじ、賞味期限なんか書いてあると気になるけども、なければ気にもならんものです。赤福餅なんぞ、少し硬くなった方が美味いという向きもあるくらい。

たぶん、善意に解釈すれば、儲けを膨らませたいと思って始めたというよりも、もったいないという方が先だったんじゃないかな。そのうち、こうした方がもうかる、という意識に変わったのだと思うけど。

「白い恋人」の時にはそんなに感慨はなかったけど、赤福はちょっとショック。早くもう一度、売り出さないかな。

posted by 曲月斎 at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 街角辻辻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月15日

「戦場に舞ったビラ」

「戦場に舞ったビラ――伝単で読み直す太平洋戦争」


伝単とは、戦場で撒かれるビラのこと。この本は太平洋戦争中に日本軍、米軍、豪軍、英軍がまき散らした、そんなビラについて解析した本である。

宣伝ビラだから、もちろん自分に都合がいいことが書いてある。でも南方では米軍側の宣伝ビラが日本軍兵士にとっては戦況をしる手段になっていたというのが何とも悲しい。

投降を進めるビラで、そうすればよかったことも分かっている一方、一部の戦場で日本兵が戦車にひかれて抹殺されたという口コミが根強く広がっていて、その白旗を上げることをためらわさせていたという。ビラ→口コミ、ということなのだろうか。

でも、傑作もある。鮨を描いただけのものなど。ビルマの戦線などで、このビラを見た日本兵はどんな思いだっただろう。

敵を知り己を知れば百戦あやうからず、とは孫子のことばだが、こんなビラ1枚にも、彼我の差を感じざるをえない。
posted by 曲月斎 at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自分本位か、観客を意識するか

先週の週末がF市の大祭でしたが、この週末はS市の大祭でした。

この祭りはF市の大祭より遥かに規模も大きく、大仕掛けのものでした。F市の大祭はあくまでも祭りの運営する側が楽しむ、ということが主眼にある祭りですけど、S市の祭りはどこかに「見せる」という意識があります。

どちらがいいとか、悪いとかいう問題ではありません。しかし、祭りというものが何のためにやるのか、という意味を考える上では興味深く2つの祭りを拝見しました。

F市の祭りでは見せるという意味では、路上で町衆が踊る「地踊り」しかありません。もちろん、下伝馬区と左車区という2区は屋台の上で子供が踊る「上踊り」をしますが、ごく例外的な話。

一方、S市はどこまでいっても上踊りがメインです。もちろん、子供が踊るのですから、本寸法ではない部分もあります。しかし、鏡獅子→越後獅子、といった連続しての演目を見せるとか、演目に工夫があります。もちろん屋台の上の舞台も広い。すくなくとも、1間半四方くらいのスペースはあります。

つまり、宿場町として栄え、外の人間が来るのが当たり前の歴史的背景のあるS市と、檀那藝が発展して今の祭りの形態となったF市では、似て非なるものがあると感じました。

F市では今年、「日本一の長唄踊り」云々の宣伝文句が目立ちました。確かに14台の屋台が出て、長唄踊りがあちこちで披露されるのは刮目すべき祭りです。しかし、隣のS市を比較対象にして「日本一」云々を謳うのは少々おこがましい気がします。

自分たちで楽しむ祭りと見せることを意識した祭り。歴史的背景がちがうことを素直に認めるべきではないか、と思いました。

ただ。

両市の祭りで感じたこと。もう少し、スピーカーを工夫できないものですかね。安物の拡声機にアンプですから、どんな名人上手が乗ってもこれでは興醒めです。もう少し、きれいな音が出る仕掛けを考えた方がいいと思います。

以上、余談まで。祭りの詳細はおいおい。
posted by 曲月斎 at 01:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 街角辻辻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月10日

破廉恥。

最近、もっともらしい顔をしてコメントの垂れ流しをする人間が横行するのに、ちょっと違和感というか、嫌悪感を持っている。

本当に事情を知っているのか、あるいは知ろうとする努力をしてきたのか。ほとんど何にも知らないのに、もっともらしい顔をして、「正論」をぶつ。それを唯々諾々と垂れ流すテレビ。

破廉恥というべきか。知らない、あるいは知りもしないことを、あるいは自分はその世界で何もしえなかった人間までもが、平気で講釈垂れている姿を見て、浅薄な「報道」というものを思う。
posted by 曲月斎 at 02:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 偶然忽然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

享年32

昔、たぶん日本人として初めてマン島TTで新人賞を取った福田照男というライダーに話を聞いたことがある。
彼は京都の周山街道で峠小僧をやっていて、そこからGPライダーにまで上り詰めた御仁だった。
彼の言うには「サーキットの方が公道よりもずっと安全ですよ。公道は何があるか分からないのだから」と。

天才といわれた、確かに天才と言ってもいい、GPライダーがあっという間に死んだ。阿部典史。享年32歳。
posted by 曲月斎 at 02:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 偶然忽然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月07日

F市・ブロンディ

ブロンディ.jpg

洋食というと、先に大正亭を紹介したが、このブロンディという店も甲乙付けがたい。

中に入るとカウンター、奥に座敷。親父さんひとりで調理場を切り盛りしています。

店の名はかつてA新聞に連載されていたというアメリカ漫画のブロンディが由来。あのころの洋食の味を守りたいという気構えの表れだそうであります。

で、ここではビーフシチュー、ハンバーグ、カレーと試してみましたがどれも結構いい味。濃厚というわけでもなく、淡泊でもなく。いわゆる滋味豊かというか、本当に洋食屋の味であります。
楽しくなります。

みそ汁も付け合わせの野菜も気を配っているのが店主の気位でしょうか。

店の向かいに駐車場があります。
posted by 曲月斎 at 00:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 美食飽食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

F市の秋祭り#1

左1.jpg

F市は5日から3年に1度の大祭であります。
東海道の宿場町として栄えた街であります。
お茶と椎茸の集散地として栄えた伝統もあります。花街もありました。
祭りというと、江戸の文化をまねたのでしょう。屋台に長唄、三味線、鳴り物を乗せて、町中を練り歩きながら、あちこちで踊りを披露してあるく、という趣向であります。

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ついでにA神社に参拝するわけでありますが、もともとは別の神社のお祭りだったのが、明治時代に区域が分かれて、この神社の祭典となったというのですから、あくまで主役は屋台でしょう。それでもその境内で各地区の屋台が奉納の踊りをしていくわけです。

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14地区ある中でも、この左組は、藝どころという自負のあるとおり、なかなかに見事なものであります。屋台の外題は「豊秋祭芳栄縁源氏車(みのりのあきまつりよしむらゆかりのさぐみのだし)」。

地踊り(地区の人が路上で屋台に乗せたプロの長唄方、囃子方のバックバンドを背に踊ることをいう)では「正札附」「操三番叟」を披露して、上踊り(屋台の上で踊る地元の人間が特に稽古した踊り)では「鏡獅子」となかなかのもの。

もともと、6代目芳村伊十郎がこの地区の出身だったということが、このF市での長唄踊りを定着させるきっかけだったことも、この左組の意識にもつながっているのでしょう。

左4.jpg

左か.jpg


最後は時間調整のためにかっぽれで締めくくっていましたっけ。
定式幕がこの左組の屋台の幕印。屋台を舞台に見立てるという趣向はなかなかでした。

追記
posted by 曲月斎 at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 街角辻辻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする