2006年08月30日

「リンダリンダラバーソール」大槻ケンヂ


「リンダリンダラバーソール」

筋肉少女帯のボーカルだった大槻ケンヂの本。新潮文庫版が出た。
フォークの時代の通史がなぎらけんいちの「日本フォーク大全」なら、この本はバンドブームを駆け抜けた筆者の自分史であり、あの時代のムーブメントの記録でもある。

at a loss の人生から、渦中に巻き込まれ、やがて傍観者になっていく。彼女コマコの存在も、このご時世離れしていて羨ましくなるほど、魅力的だ。

読み掛けなのだけど、面白いよ。


posted by 曲月斎 at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 積本抛讀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「芸術とスキャンダルの間」大島一洋

「芸術とスキャンダルの間――戦後美術事件史」

要点をよくつまみ出している本だとおもいます。
贋作編では、加藤唐九郎の「永仁の壺」事件や、佐野乾山事件、近くは三越の古代ペルシャ秘宝展の話まで、時代のエポックになった贋作例をまとめています。
盗難・裁判編では、ロートレックの「マルセル」や、赤瀬川原平の模型千円札事件、マッド・アマノの著作権問題などなど。
文中に挟んであるコラムも小気味よく、いい味を出してます。できのいい新書だと思います。
posted by 曲月斎 at 00:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 積本抛讀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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