2006年08月08日

地蔵盆

ちょっと気の早い話である。あらかじめご承知置き頂きたい。

ガキのころ、1年だけ関西に住んでいたときのこと。学校から配布された夏休みの予定表に「じぞうぼん」と8月23、24日に書いてあった。

何のことやら分からないままに、当日を迎えたのだが、普段は埃っぽい街の片隅で息を潜めているようにもみえるお地蔵さんの晴れ舞台の日だったのである。

地蔵盆2

てな具合に飾り付けがされ、夕方には提灯に火がともる。
我が家は転勤族の社宅暮らしだったので無縁だったのだが(むしろ、やたらにPL教団の信徒が多かった。だから、教団差し回しのバスであの富田林の「PL花火大会」まで、連れて行ってもらったのも今となっては貴重な経験である。さて余談はさておき)、近所では子供会のようなもので、菓子を配ったり、ゲームをしたり(今時のハローウィンの乗りなのだろうか)と、夏休み最後のイベントだったらしい。

地蔵盆1


それでも、そんな地蔵の姿を見て回るのが面白くて、16インチの自転車で走り回った。南は阪神電車の辺りまで、北は阪急電車の沿線、武庫川近くまで闇雲に走り回った記憶がある。地図もないのに。帰宅した時にはすでに夏の日がとっぷりと暮れていたのだからいい時間になっていたのだろう。帰宅が遅いのを心配したようで、母親は今でもあの一夜のことを思い出したように話をすることがある。

でも今の地元ではお地蔵自体を街角で見掛けることが少ないし、たまにあっても、交通事故の慰霊のものだったり。ああ、亀の橋のたもとにあったっけ。でも地蔵盆はしていないだろうな。
「ひやしあめ」につながるあの夏の思い出の一こまである。


posted by 曲月斎 at 00:24| Comment(1) | TrackBack(0) | 偶然忽然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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