3月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2380ページ
ナイス数:52ナイス
何か読みかけの本が山積したままで、3月は本が読めなかったなあ。出張先でも。仕方ないか、ま、引っ越しもあったし。

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)数週前のジョージ・ポットマン先生の講座のタネ本。この本を映像化するとああなるのかな、と。ま、米国の小麦戦略に目を付けたところが、新味、かなあ。
読了日:03月26日 著者:
速水 健朗
漢詩の名作集〈下〉その点で、この本は読んだ本、というのは適切ではないかもしれない。でも、古めかしい分類に戸惑うかもしれないけど、網羅している分野が広く、古詩から日本の攘夷派の志士まで拾っているのが、この本の特質。日本人の漢詩、というのを再発見する手がかりになるかもしれない。
読了日:03月26日 著者:
簡野 道明,田口 暢穗
漢詩の名作集〈上〉簡野道明といえば、小生が最初に接した漢和辞典の角川書店の「字源」の筆者。何が書いてあるのか、小学生にわかるはずもない。そして、古い活字は半分潰れかかっていて、いよいよ読みにくい。この本も明治書院の古い冊子の中の1冊。新しく組み直して、仮名遣いを一部改めただけで、新しい命がこの本に吹き込まれた。通読するというよりも、拾い読みするのが楽しい本。
読了日:03月26日 著者:
簡野 道明,田口 暢穂
四国遍路とはなにか (角川選書)五来重先生の本を読んでから、この本を読むと、すこぶる理解が進みます。というのは、五来先生の宗教民俗学に基づく見解を、合理的に説明してくれるからです。筆者は真言宗の現役僧侶で、その著作を読む機会はなかったのですが冷静な論理の展開はすこぶる好感が持てます。四国遍路とは何なのか。熊野へのしんこう、あるいは観音信仰に由来する補陀落信仰に、日本の古来からの山の神、祖霊信仰、海の彼方を見る常世の国の思想などなど、重層的になっているこの信仰をそう簡単には絵解きしきれないからです。その点でこの本は意欲的でもあります。オス
読了日:03月15日 著者:
頼富 本宏
補給戦―何が勝敗を決定するのか (中公文庫BIBLIO)大部の著作ながら、お急ぎの向きは訳者あとがきと解説を読めばことは足ります。でもカイバや小麦、兵の数と数字を積み上げながら補給の大切さを解いて行きます。非常に論理的で楽しいです。ただ。何をいえば地図が欲しい。数葉ははいっているのですが、続出する地名にちょっと参りました。でもそれを割り引いても長い戦争の歴史の中で、実は主計兵の果たした役割の大きさを教えてくれます。もう一度クラウゼビッツの戦争論を読み直したくなりました。違う印象になるかもしれない。
読了日:03月07日 著者:
マーチン・ファン クレフェルト
空海さんに聞いてみよう。 心がうれしくなる88のことばとアイデア内容はとても示唆にとんでいるし、空海の性霊集を今度じっくり腰を据えて読み直してみたいと思いました。実に密成さんのお力大、であります。ただ、組み版の体裁が気になりましたね。質問部分が小さめの活字で左側ページの右側に1行で組んであり、答え部分がその4倍くらいの大きさをで答え部分が載っています。要は答えが先に目に入ってしまうんです。で次のページがその典拠になった文とその原文が小さく組んであります。本当はもっと本文がしっかり掲載されていた方がいいですね。あと密成さんの原稿が2ページ。ここの部分は前著に続いて素敵。
読了日:03月07日 著者:
白川密成
人魚はア・カペラで歌ふ久しぶりに丸谷センセの随筆で面白いと思ひましたね。これも掲載誌が「オール讀物」といふ歴史のしからしむるところではないかしら。基本的にこの方は書評家なんでせうね。見たての妙味とwebを飛び回る時の快感。ただ引用が多いのと、ちよつと話し口調に近い文が気になる方もいるでせうが。この本の影響で瀬戸内寂聴の「奇縁まんだら」を買つてきてしまひました。あと本は一気呵成に読むものといふ言説は確かにそうでせうね。このところ読みさしの本が増えているのもその所為かもしれない。
読了日:03月07日 著者:
丸谷 才一2012年3月の読書メーターまとめ詳細読書メーター