2009年11月11日

上海だった。

帰国して2日。

荷をほどいていると、人民元が出てきた。
もっとも、帰りの虹橋空港の両替所では「日貨売り切れ」の表示。円への再両替ができないまま。毛沢東さんの肖像とのしばらくはおつきあい。

1)ともかく活気がある。
中国のGDPがすごく伸びているのは数字の示すところだけれど、それを実感しましたね。あっちこちで工事をしているし、高層ビルは林立しているし(上海はホコリがすごい街なので、ちょっと雨模様になるとまさに摩天楼の雰囲気が出ます)、ちょうど思い返すと昭和40年代、大阪万博前夜の日本みたい。ガキも多いし、あの活気、自己主張は見事というしかない。

2)街がまだ暗い。
夜ともなると、魔都といわれた往事はさておき、夜は街灯が少ないので暗いです。昭和初期の日本みたい。
それが外灘でもそうで、ちょうど1年後の上海万博に向けて、町中が工事中。黄浦公園も工事中、歩道はあちこちで寸断しているし、むしろ今回の上海万博後、どうなっているのだろうか。それが楽しみ。

3)もう一度行きたい?
まだ、今の気分では行きたい。街自体は「××路」という通りの名前で示されているようで、その土地勘が分かるとかなり楽な町だと思う。あのホコリ舞い上がる街ではあるけど、あの活力には学ぶべきものがあるような気がする。
街で売っているものは中華街のものと大差ない気がする。別に何か求めるべきものがあの街にはあるような気がする。

所詮、今回の旅行は仕事で行ったもの。余計なことは何もなかった。でも万来亭で、「来年、うちも行くから一緒に行こうよ」と言われたけど、その誘いに乗ってしまうかも知れない。
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2009年11月09日

「上海狂想曲」

上海狂想曲 (文春新書)「上海狂想曲」

上海に行く成田空港の待合室の売店で買った本。
何も中国行きの便が発着するウイングだからという訳でもないだろうが。

昔、一度だけの新婚旅行(これでもフィレンツェとウィーンである)に行った時、後輩のO君が教えてくれた。「フィレンツェで塩野七生の本を読むと面白いですよ」って。

町並みは中世そのままのマチ、確かにそうかもしれないと思った。

で、今回は上海。その手を使わぬこともないかと読んでいた。
第二次上海事変のころの話である。

当時はいろんな作家や新聞記者が上海を訪れてルポを書いている。
そんな中である者は街娼を買い、ある者は国民党軍の空襲に遭い、また某朝日新聞社は前線の記者に缶詰しか送ってこなかったとか。

ちょうど今回の上海行き、初日の用事が外灘だった。
ガーデンブリッジ(外白渡橋)の辺りを歩き、工事中で中に入れなかった黄浦公園を眺め、車の巻き上げる埃にロマンもヘチマもないと思いながら歩いた。
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ちょうど仕事先は戦前は郵船埠頭と呼ばれた辺りか、あるいはこの真ん中に戦艦出雲が浮かんでいたのかなど思いを巡らせるのは結構、楽しかった。

中で、長崎〜上海間の海底電線が不通になった後、当時の新聞記者が、記事を送るのに4通、同じ無線電文を日本にあてて打ったというのが興味深かった。上海から日本にダイレクトで無線はつながらなかった当時のこと。1通目は台北に打ち、中継してもらう。2通目は天津に打ち、中継してもらう。3通目は敵対している中国の電報局に転電を頼む、4通目はロンドンに向けてうち、地球を1周して日本に届ける、という方法だったという。重要な記事はこんな風に送ったよし。今ではインターネット経由で写真でも瞬時の時代だけどね。
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ということで、今も外灘は中国銀行などの大厦高楼は戦前のままの姿を残しているし、対岸の浦東には近代的な金融関係の会社の摩天楼が並ぶ。ということで、黄浦江は上海の中心ですな。

posted by 曲月斎 at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 汗牛充棟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月08日

輪タク

上海である。

で、輪タク.jpg
仕事場にまでタクシーが乗り付けられないので、輪タクに乗り継ぐことになります。

これが実に面倒というか、外人の足元を見ているというか。
ちょっとの距離だというのに、20元も取るのであります。

どうも、連中は協定を結んでいるみたいでだれでも一緒。
値段を聞いて二の足を踏んだのですけど、荷物が重いので背に腹はかえられないなあ、と。

風情なんて何もないです。
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2009年11月07日

松浦友久先生

先生が亡くなられて、もう7年にもなるのですね。

先生、現在、小生は上海に来ております。
先生の講座の末席に座っていたのはもう30年近く昔のことになってしまいました。

あの当時、第2外国語は週に4時間で2年間。まじめにやっていれば、もう少し今回の出張でも苦労することはなかったかもしれませんが、不出来な学生であったと改めて反省しております。

人間、若いウチの方が脳もいいのでしょうが、この年になると、声調はもちろん、発音も忘れ去っています。行きたいところがあれば、文字で書き、食べたいものがあれば英語混じりの中国語。不行跡を地でいくような話です。

あの当時の教科書は文革の時代のものでした。イギリス人向けの教科書を日本語訳しただけのもので、今とは隔世の感があります。今、仕事で世話になっているのは北京外大卒の女性。2年間学んだだけだというのですが、流暢な日本語には、学ぶ真剣さの差を感じずにはいられません。

先生の中国語の授業。最初はいきなり、漢詩の音読でした。于武陵の「勧酒」でした。そんなことだけ覚えている不出来な学生の30年ぶりの反省文、でした。
posted by 曲月斎 at 01:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 身辺雑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

上海である。

毎日通っている中華料理店。

英語表記では「Old Shanghai Moon」と名乗っているだけに、BGMもクラシックです。

「夜来香」とか「薔薇薔薇処処開」とか。渡辺はま子なんて、もう知らないよなぁ。

かつては4人組の巣窟といわれた上海でこういう歌が流れているのも不思議といえば不思議ではある。

行きつけの山下町の中華料理店では文革のころの歌劇「白毛女」の中の「北風吹」が流れているのだが。イメージわかない方。70〜90年代のNHK教育の中国語講座のテーマ曲といったら分かるかしらん。
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上海である。

上海に滞在して4日目。
旅程の半ばを過ぎると、何かもの悲しい。

でも、ここの高速だけは怖い。

2車線の道路に3台走っているのだ。
ウインカーもなしに車線変更はするし、割り込み当たり前。
舷々相磨す、という古い艦隊用語があるけど(この前のあたごは少々情けない壊れ方でしたな)、ぶつかっても当たり前じゃ、という気迫に満ち満ちて運転している感じ。

運転マナーの悪さでは、大阪が1番か、名古屋の方がひどいか、なんていいますけど、上海に比べたらものの数ではありません。

そんなタクシーの車中。
中国語が満足に話せない小生と、中国語しか話せない運転手氏と。密室で会話もないままに過ごすのは耐え難い。

こういう時にiPodは便利です。耳の中に突っ込んで音楽を聴いているふりしてればいいのですから。

で、きょうは何を。うーん、平家琵琶(本物の方ですわ)を聞いてました。諸行無常の響きとは無縁ですが。
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2009年11月05日

上海である。

上海である。

大変である。

委細は帰国してから。
posted by 曲月斎 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 街角辻辻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月04日

上海である。

上海11-3.jpg上海である。

2日夜。成田から全日空機で上海・浦東空港へ。3時間余といっても結構長い。

飯食って、スパークリングワインを2本飲んで、寝て。

機中では座席ごとに液晶画面が。昔みたいに、スクリーンで強制的に映画を見せられていた時代はもう過ぎたんですな。英語の映画で字幕もなくて、英語の分かるヤツだけが「ハハハ」なんて笑ったりして。

でも、アテンダントの質は落ちた気がする。用事をお願いしても、なかなかに進まない。忙しいんでしょうな。人が減って。身につまされるような話しではある。

浦東の空港はま、きれいです。新型インフルエンザが猖獗をきわめている折りから、一時はなくなっていた検疫が復活。入国審査では旅券の写真と今の髪形が違うんで、「ショートカットにしたのか」とかいちいち質問があって……。

ともかくもタクシーに乗ってホテルへ。
車中。自分の中国語がほとんど通じないことが判明。沈黙の小一時間でありました。途中、バスやタクシー、トレーラーとカーチェイス状態の運転ぶりには肝を冷やしました。まして右側通行。自分が運転しているときの感覚と違います。どうにも怖かった。

「発票」。領収書のことです。こればっか繰り返している気がする。
後、「売単」売り上げ伝票ですな。
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ともかくも一本、仕事をして寝たのは4時半。ルームサービスで「オランダ風オープンサンド」なるものを食べてからでありました。
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2009年11月02日

iPod nano

l.jpg遅ればせながら、iPodを入手した。

その動機は。

出張先で利用するレンタカーに「携帯オーディオプレーヤー接続できます」というシールをよく見掛けるから。
自分の車でもないのに、音楽を聴きたいという訳ではないけど、流れていたら楽しいだろうな、と思って。

で、後輩に聞くと
「ええ、遣ってますよ。アメリカのニュース局の放送を受信しておいて、聞いてます。耳が衰えるのを防げるでしょ」

なんてね。言われてもこちらは衰える耳がない。

で、先に書いた「能楽囃子体系」を早速インプットしたわけです。

鞄の中に入れておいたら。
突然スイッチが入ったみたいで、笛、太鼓、大鼓、小鼓の四拍子が聞こえてきちゃった。慌てて探るんだけど、物が小さい。やっとのことで止めたのですが、結構、恥ずかしいもんです。

で、昨日の新幹線の中でもまた。
慌ててデッキに鞄を持ち出してごそごそ。また見付からないんだな、これが。

実に。iPod恐るべし、ですかなぁ。
posted by 曲月斎 at 01:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 身辺雑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

宝塚である。

今週末は宝塚。

といっても、仕事の現場は中国道をさらに西に小一時間進んだ、加東市(ま、加東郡東条町ですな)にある訳で、レンタカーをかってのお仕事であります。

明日は帰郷、それにしても週末の中国道上りを大渋滞をするので、何とか早く帰り着きたいのだけど、どうなることやら。

そういえば、仕事の現場の売店で黒豆の枝豆を売っていたので、買ってきた。あれはもっちりとしていて、うまいのであります。

帰って、翌日には上海。どうなっているんだろう。
ちょっと風邪っぽいので……。
posted by 曲月斎 at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 津々浦々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする